日本は日本人の心から先に貧困化している

asahi.com(朝日新聞社):徴収金の滞納、生徒にバイト勧めて回収 鳥取の県立高校 - 社会

給料が支払われる通帳を預かるということは、金融屋がやれば間違いなく、両手が後ろに回ることなわけで、何とか法律や教育委員会の内規などを、虱潰しに探し出して、この学校関係者を公的に処罰できる方策はないかと願いたい。しかしこういう事態に対しても、尚も自己責任という話が出てきて、あろう事かこの学校のやり方を当然、というような連中もいるというのは情けない。
中には既に人の親という立場から物言っている人もいるけど、それはもう自分が明日死ぬとか、突然働けなくなることがあれば、世間や社会に自分の子どもを面倒見てもらう、そういう事態に誰でも簡単になることの、想像力が欠如しすぎているでしょう。とりあえずまた一人、社会に世間を恨み親を恨んでいる、学歴も手に職もない人が、世間に放り込まれたという事実だけが、ここに横たわっているのです。

派遣村民が酒を飲んでなにが悪い - NOW HERE

猫を飼うなとか、月に一度の回転寿司も許さないとか、日本人の贅沢のハードルを下げて、何が良いことあるんだろうかとは思う。
こんな環境に置かれた人間が、溜め込んでいるストレスを発散する方法なんて、酒・タバコ・ギャンブル・風俗しかないわけで、風俗は単価が高すぎるからダメにしても、酒や(ちなみに私は嫌煙派)タバコぐらいは、こういう場所に来た奴には、支給してやるぐらいでも良いと思うよ。

【タイトルでぼやくつぶやき】ドイツでは犬の殺処分は一切行われないらしい。保護された犬は、国内500箇所の施設で生涯育てられる。こういうのを社会の「豊かさ」というのではないのか

日本は「猫」「回転寿司」「飲酒」は贅沢という貧困国ですから。日本には「貧すれば鈍する」という格言がありますが、日本人のいまの貧困の問題は、実際の貧困層の置かれている状況もさることながら、まだギリギリ中産階級に踏み止まっている層の、心の貧困化の加速というのが、いま一番タチの悪い問題として考えてしまう。

福祉の限界: 大石英司の代替空港

とりあえず日本の現在の貧困対策、および教育や育児に関する福祉行政というのは、不正と利権の温床にもなっている上に、大事なところに全く行き渡っていない。失敗している制作であり行政サービスばかりなら、やはりそれは全部止めてしまってベーシック・インカムという話の流れは、至極真っ当な自然の流れとしかいえない。もう既に手遅れな部分はあるけれど、いまならまだギリギリ間に合うところはあるでしょう。社会が悪くなるのを放置すれば、その社会にいつ自分や大事な人が、回り回って殺されるのか、ということを社会生活を送っている以上は、誰もが肝に銘じておかないと、結局一番損するのは自分ということになりかねない。

働かざるもの、飢えるべからず。働かざるもの、飢えるべからず。

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