笑い飯の三日前の二本目の漫才は、マニア受けするだけの笑いの少い漫才、伝説的に凄かったのは一本目の漫才

M-1グランプリ2009 9組のやったこと(前編) | サンキュータツオ教授の優雅な生活

いろいろと事実誤認が多くて、どっから突っこんで良いのかさっぱり分かんない。とりあえずこいつが大阪の芸人に対して、勉強不足なのは分かったのと、好きな芸人には、とことん盲目的に愛情満載なのは分かった。他人に冷静に新しいものを評価しろと言いながら、自分は好きなものに対して、適切な距離を全くおけていない。人間が演技でやる漫才において、こういう評価の仕方は、一方向の物の見方の提示でしかないから、面白がるのは良いけれども、大きく持ち上げる風潮には不安を感じる。

笑い飯による親(M-1)殺し - ロマンティックあげるよ。

なんでこういうよく分からない意見が多いんだろう。id:kats222さんも言う通り、M-1「最初から今まで審査基準がぶれた事のない、競技性の高い大会」だと思うし。笑い飯も変なファンいっぱいついちゃったなあ、という風に残念に思うのです。
だって笑い飯の最高ポテンシャルの「鳥人」とか「奈良県立民俗博物館」とか「パン工場」や「機関車トーマス」と比べたら、この「チンポジ」のネタは普通に落ちるじゃない? しかもあの時の演技は、他の舞台で「チンポジ」演じている時より、明らかに演技者としても落ちてたし。あれを評価するのは、笑い飯に対する冒涜だと思う。笑い飯を安く見積もって貰っちゃ困るよ。
松ちゃんのノンスタの時のコメントとかも、あれが「松本は去年オードリーが優勝するべきだったと思い直している」なんて、どんな飛躍したらそう思うのか、という風に思う空想している人が多いのは、驚きを越えてしまう。君たちのその想像力の方がよっぽど芸人の発想より、飛び抜けた発想で可笑しいよ。どうしてあんな芸人のノリを本気にする奴が多いんだろ?
というかね、M-1の審査員とお笑いファンの評価が、一番分かれた漫才って、今年のM-1では南海キャンディーズじゃないんですか? どうしてM-1を皮肉りたい人たちが、今年の南キャンにスポットを当てないのか? という不思議も大きくあります。ただ世間の人は案外、南キャンの今年の漫才ピンと来てなかった、という声を多く僕は拾っているんですが。

笑い飯は「鳥人」を評価すべきであって「チンポジ」を評価するのはおかしい|お笑い好きで腐男子の適当な日々

もう全く同意。チンポジだけを騒ぐのは、笑い飯に対する侮辱。チンポジでギリギリ3位に残って、鳥人で優勝していたら。笑い飯は真の意味で伝説になったんだけど、ナイツやハライチ相手に「チンポジ」では勝てないよね、それが分かってるから笑い飯は、一本目と二本目の順序がああなったわけですからね。そして審査員は「鳥人」の一本目の印象を、二本目に引きずって割り引いてくれるほどの甘さはなかった。

M-1 2009 雑感。 - Scott’s scribble - 雑記。

・逆にチンポジは言われてるほど事件でもない気がする。ここ数年の普通の笑い飯というか。

僕もそう思うんだよなあ。あとパンクブーブーアンタッチャブルに似てるというのは、実はあんまり僕はピンと来ていないというか、(パンクブーブーは福岡出身芸人だけど)僕にはアンタッチャブルの漫才って、東京漫才の物凄いスタンダードの型の一つだと思うので、東京を本拠地にしている人は、みんな似ていて当たり前、という風にしか逆に見えなかったりする。

M-1という“いいソフト”を攻略せよ:『M-1グランプリ2009』 - 冒険野郎マクガイヤー@はてな

アンチテーゼとかじゃなくて、みんな自分が一番面白く見える方法を突き詰めて、ここに見せに来た結果だと思う。M-1のあの日あの瞬間だけでなく、一年間の芸人生活というリーグ戦、そして秋口から始まる予選というカップ戦の始まり、その全ての結集なんだから、あの場を乱すとかそんなだけのもので、漫才が作られるわけがない。それが出来るのなら東京ダイナマイトダイノジ南海キャンディーズも、もっと色んな壊し方が出来たよ。あと自分は、アンチテーゼとか反逆なんて、そんな安っぽい物語はいらない。

デジタルニューススレッド : 歴代M1チャンピオンだけで勝負したら優勝するのは

中川家の評価が高すぎるのは、単純に最近テレビで中川家が漫才していないから、最近どんな事しているか見てないというだけだろうなあ。というかますだおすだ、フットボールアワーNON STYLEの評価が低すぎる。あと最近のブラックマヨネーズは、吉田の小杉弄りに漫才がシフトしていて、すっかり漫才師の漫才というより、タレント漫才になっているから難しいでしょう。
そうなると現役で漫才やっていて、きっちり新ネタを下ろしている、ますだおすだ、フットボールアワーNON STYLEの三組と、最初からタレント漫才で優勝したアンタッチャブルの四組の中のどれかだと思う。チュートリアルは漫才としては、過去の優勝者の中だと、迷走の闇真っ直中にいると思うので、僕は個人的に一番好きなコンビだけど、2009年12月の時点でやるのなら、中川家と共に一番最初に候補から外します。

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