デジタルケイタ『デジネタ』を観に行ってきました

最近イベントよく見に行ってる会場というのと、ギーク芸人ブログTwitterの活動を見ていたので、トクトコを解散して徳富啓太から、デジタルケイタに改名してピンとなってからの、初の単独ライブに行ってきました。杉岡みどりさんがゲストで嬉しい。どちらも生で見るのは、二、三年振りになります。前回の杉岡さんのライブに、ケイタさんがゲスト出演したということで、交代でゲストに呼んでいるのは、お互い友達があんまりいないからというトークもありつつ、会場は小さいところでしたが、満員御礼でしたが、どうもケイタさんのオープニングトークによると、プライベートの知り合いと名前も知っているような古くからのお客さんばかりだったようで、まあそれは仕方ないでしょうね。そういうアットホームな空気で、ネタはともかくライブ自体は楽しかったです。
ネタはともかくというのは、ダメだったとかじゃなくて、長く漫才やってきた徳富さんが、ピンスタイルでパソコンや映像を使ったネタをするというスタイル自体を、まだまだ模索している真っ最中なのは分かったし、実際にエンディングでも「モニターに突っこむスタイルだと、陣内になるから避けている」という話や、ぜんじろうさんとの差別化などに工夫段階のようで、この段階での評価するものではないと思いました。お客さんの前でやっていて、実験を繰り返している段階です。ただトクトコの漫才では見られなかった、アナーキーなフレーズ選択が見られたので、スタイルが固まればすぐに面白くなるんだろうなと思いました。結局今回一番受けていたのも、何かにツッコミを入れる系のネタでしたしね。
ゲストの杉岡さんは、創作落語と写真を元にコントを作るというネタを二本、両方とも変わらぬ杉岡さんの世界で面白かったですが、以前のR-1の「詩の朗読」のネタと比べると、オリジナリティやパンチに欠ける部分があるかなあ、まあこちらも新しいことに挑戦中ですね。
エンディングは開演前に客から取った、「二人は売れるためにどうしたらいいか?」というアンケート用紙を読みながらトークだったのですが、二人のことをよく知っているお客さんが多いこともあって、クリティカルで生々しいアンケートが多かったのですが、二人とも「もっと前向きになりましょう」というような内容が多くてビックリ。いや徳富さんは分かるんですが、杉岡さんもそうなの? という風に思っていたら、杉岡さんのトークが全力で後ろ向きなのにビックリしました。あー杉岡さんってそうなんだと、驚きました。前回同じ場所でやったライブのオープニングトークが、「どうやったらこのライブを中止に出来るか」で15分オープニング喋ったとか、もうビックリですよ。もっとそれこそ友近みたいに、自分の世界観に対して、自信満々な人だと思ってた。
「マイペースなところが大好きです」という回答に対しても、「でもこのマイペースを続けているから、売れていないわけで」みたいな話になっていくのは、会場が受けているから笑えたけど、冷静に考えたら笑えないですよ(笑)。
今日の舞台を見て思ったのは、二人とも良くいえば品が良すぎる、悪くいえば芸人として押しが弱すぎる。これがもう面白いとか面白くないとかではない、問題として横たわっていて、もっというと今の言葉で言うと二人とも草食系だから、吉本の肉食系の輪の中では出るのが困難だった。特にトクトミは同期が中川家、陣内、ケンコバ、たむけん、ハリガネロックルート33堂土にザコシショウという、「なにこのサファリパーク?」という面子だったから、でも若手じゃなくなって、こういう特殊なネタをしていけば、逆に目立っていけると思うので、ケイタさんは今後のネタ次第で浮上していくでしょう。あの今回上映したFlashアニメは、YouTubeかニコニコとかにアップしても良いと思う。
杉岡さんはもうねえ、女芸人の系統でいうと、にしおかすみこ、いとうあさこの系列だったんですよね。ただああいう負け組女みたいなエピソードは、あまり無さそうなんですよね、さっきのアンケートにも、「(一皮剥けるために)夜遊びをしましょう」とか書かれてるし(笑)。二人ともあんまりNSCの同窓会の回の『アメトーーク』や『ナイナイサイズ』には、あまり呼ばれるタイプではないと思うので、『おもしろ荘』や『あらびき団』でネタやる雰囲気でもないし、ケイタさんは新しい芸がどう評価されるか、杉岡さんはナオユキさんみたいな売れ方してくれると良いんですけどねえ。とりあえず来年のR-1は楽しみにしたいです。
しかし今回改めてお二人を小さい劇場で生で見ると、ケイタさんは長身であの目と声で、はっきりとしたキャラがあるし、杉岡さんは昔しか知らない人が見たら、ビックリするぐらいお綺麗になっていて、華があるんですよね、それがこのライブの楽しい雰囲気にも繋がっていたと思うので、近いうちに大きな会場に移って、このライブができることを楽しみにしたいです。