『M-1グランプリ2009』準決勝全出演者から決勝メンバーを検討してみる

Twitterにつぶやいた予想を再掲して、解説も加えていきます。
予想はSS、S、A〜Eの七段階で分類した通りです。SSは決勝確実、Sは決勝濃厚、Aは可能性あり、Bは不思議ではない、Cは望みなくはない。というところで、D以下は論外です。

SS
NON STYLE(吉本東京)
ハマカーン(ケイダッシュステージ)
U字工事(アミーパーク)
笑い飯(吉本大阪)

ここはもう今年の一年の活躍と、三回戦までの評価を考えれば、もう固いでしょう。一組も漏れることなく決勝に進出すると思う四組です。

S
ダイアン(吉本大阪)
タイムマシーン３号(アップフロントエージェンシー)
南海キャンディーズ(吉本東京)
ハライチ(ワタナベエンターテインメント)

この辺は万が一、審査員が趣味に走ったら選ばれない可能性があるけど、僕の中ではほぼ確定と思いたい四組です。ただ本選の評価に若干の不安のある四組であることは確かです。

A
オリエンタルラジオ(吉本東京)
かまいたち(吉本大阪)
志ん茶(アマチュア)
チーモンチョーチュウ(吉本東京)
ナイツ(マセキ芸能社)
モンスターエンジン(吉本大阪)

ここは上が失敗したら、その数だけストレートに繰り上がって行くであろう候補者たちです。

B
キングコング(吉本東京)
銀シャリ(吉本大阪)
ジャングルポケット(吉本東京)
スーパーマラドーナ(吉本大阪)
スリムクラブ(吉本東京)
千鳥(吉本大阪)
流れ星(浅井企画)
ヘッドライト(吉本大阪)
我が家(ワタナベエンターテインメント)

この辺は準決勝に一発大駆けのチャンスがある面子ですね。

C
ガスマスクガール(吉本大阪)
カナリア(吉本東京)
さらば青春の光(松竹芸能大阪)
三拍子(サンミュージックプロダクション)
磁石(ホリプロコム)
スマイル(吉本大阪)
とろサーモン(吉本大阪)
ハリセンボン(吉本東京)
パンクブーブー(吉本東京)
風藤松原(太田プロダクション)
藤崎マーケット(吉本大阪)
POISON GIRL BAND(吉本東京)

この辺は決勝無いと思うけど、選ばれても全く不思議には思わない、というギリギリのラインです。

D&E
朝倉小松崎(サンミュージックプロダクション)
アジアン(吉本大阪)
囲碁将棋(吉本東京)
ギャロップ(吉本大阪)
ジャルジャル(吉本大阪)
上々軍団(アップフロントエージェンシー)
ソーセージ(吉本大阪)
Ｗエンジン(ワタナベエンターテインメント)
ダブルネーム(㈱トップカラー)
天竺鼠(吉本大阪)
トレンディエンジェル(吉本東京)
ロシアンモンキー(吉本東京)
和牛(吉本大阪)
アームストロング(吉本東京)
いけばな教室(アマチュア)
井下好井(吉本東京)
鬼ケ島(プロダクション人力舎)
コマンダンテ(吉本大阪)
ソラシド(吉本大阪)
チャド・マレーン(吉本東京)
天狗(吉本東京)
東京ダイナマイト(吉本東京)
なりきんショージ(吉本東京)
ハイキングウォーキング(吉本東京)
プラスマイナス(吉本大阪)
プリマ旦那(吉本大阪)
ポテト少年団(吉本東京)
ミサイルマン(吉本大阪)
見取り図(吉本大阪)
メメ(吉本東京)
ゆったり感(吉本東京)
ラフ・コントロール(吉本東京)
レモンティー(吉本福岡)

この辺は評価していないの、見たこと無い上に良い噂を聞かないなど、その辺をごちゃ混ぜにしています。ということで僕の準決勝を前にした時点での予想の最終は、次の八組になりました。

NON STYLE(吉本東京)
ハマカーン(ケイダッシュステージ)
U字工事(アミーパーク)
笑い飯(吉本大阪)
ダイアン(吉本大阪)
タイムマシーン３号(アップフロントエージェンシー)
南海キャンディーズ(吉本東京)
ハライチ(ワタナベエンターテインメント)

しかしダイアン、ハライチは不安大きいなあ。ここはオリエンタルラジオ、モンスターエンジンとかにしておくべきなのかな？しかしこんなものは、前にも書きましたが、当たるも八卦や当たらぬも八卦の世界です（笑）。
いやでもこれ考えている時の、楽しさたるやちょっと異様な感じでした。やっぱり漫才がこれだけのコンテンツになったことを、M-1の存在に感謝するだけです。M-1については、色々と批判的な人いるけど、M-1がなかったら、21世紀に普通に漫才って滅んでたでしょう。それをお笑い界の最前線に押し上げたんだから、M-1の功績は絶大すぎる。いまもこうして良くも悪くも盛り上がれるわけで、もうM-1が無かったら、今頃漫才って、落語や講談のように伝統芸能としてしか生き残ってなかったと思う。そのぐらい90年代後半の漫才の環境が最悪だったの、みんな忘れてるんだよ。だから僕は、元々滅んでたものを甦らせたんだから、M-1が漫才について絶対的な地位を占めることについて、批判的にはとてもなれないし、むしろ関西特有の演芸賞レース的な価値観は、漫才の啓蒙や存続にあっていたとM-1で確信できました。どんな娯楽においても、コンクールとして競技をするに最適な、スポーツ競技に漫才はなった。

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