富野由悠季監督のロングインタビューが毎日新聞のサイトに掲載されていた

もう相変わらずのトミノ節で、新たな話が特にあるわけでもないのですが、色々と再確認できる、また引用紹介できる文章です。

時代を駆ける:富野由悠季/1 「ヤマト」意識、「ガンダム」を青春群像劇に - 毎日jp(毎日新聞)

予定外だったのは、一番ディープなファンが中学生の女の子だったこと。敵味方の人間関係が面白いと思ってくれた。

色んな同時代証言はあるけれど、このガンダムは最初、女子中学生人気だった。腐女子という人たちの誕生に寄与していたというのは、こうして御大が証言残してくれるのはありがたい。

時代を駆ける:富野由悠季/2 「アトム」演出本数、最多 - 毎日jp(毎日新聞)

手塚の初期SF三部作は、後々の書き直し版でもいいから、読んでおくべきだよなあ。

来るべき世界 (角川文庫)来るべき世界 (角川文庫)

ロストワールド (角川文庫) メトロポリス (手塚治虫漫画全集 (44)) アラバスター (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka) 日本発狂 (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka) アラバスター (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

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制作進行の仕事もやりながら演出をしなければならない。自分で好き勝手に決めたので、アトムの演出本数は僕が一番多いんです。才能があったからじゃない。人手不足だったからです。

ここで無理使いでアトムを頑張ったのに、手柄は全て先輩に、文芸評価は全て『ジャングル大帝』に持って行かれたのが、トミノ監督の恨みの始まりです。

時代を駆ける:富野由悠季/3 「トリトン」認められ、喜び - 毎日jp(毎日新聞)

海のトリトン」は視聴率が悪く、半年間・27話で打ち切りになりましたが、あとから人気が出て、世界で初めてのアニメのファンクラブができました。原作の単行本のタイトルも、アニメに合わせて「海のトリトン」になったのです。それは手塚先生が僕の仕事を認めてくださった表れだと思います。ただ、その後お会いした時に、「改ざんしてすみませんでした」とは絶対に言うまいと。間違ったことはやってないと思ってましたから。

石を投げてきた周囲への恨み、しかし評価してくれた世間と手塚先生、もうトミノ監督という要素が、この頃から既に完成している。

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