富野由悠季監督のロングインタビューが毎日新聞のサイトに掲載されていた
もう相変わらずのトミノ節で、新たな話が特にあるわけでもないのですが、色々と再確認できる、また引用紹介できる文章です。
時代を駆ける:富野由悠季/1 「ヤマト」意識、「ガンダム」を青春群像劇に - 毎日jp(毎日新聞)
予定外だったのは、一番ディープなファンが中学生の女の子だったこと。敵味方の人間関係が面白いと思ってくれた。
色んな同時代証言はあるけれど、このガンダムは最初、女子中学生人気だった。腐女子という人たちの誕生に寄与していたというのは、こうして御大が証言残してくれるのはありがたい。
時代を駆ける:富野由悠季/2 「アトム」演出本数、最多 - 毎日jp(毎日新聞)
手塚の初期SF三部作は、後々の書き直し版でもいいから、読んでおくべきだよなあ。
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制作進行の仕事もやりながら演出をしなければならない。自分で好き勝手に決めたので、アトムの演出本数は僕が一番多いんです。才能があったからじゃない。人手不足だったからです。
ここで無理使いでアトムを頑張ったのに、手柄は全て先輩に、文芸評価は全て『ジャングル大帝』に持って行かれたのが、トミノ監督の恨みの始まりです。
時代を駆ける:富野由悠季/3 「トリトン」認められ、喜び - 毎日jp(毎日新聞)
「海のトリトン」は視聴率が悪く、半年間・27話で打ち切りになりましたが、あとから人気が出て、世界で初めてのアニメのファンクラブができました。原作の単行本のタイトルも、アニメに合わせて「海のトリトン」になったのです。それは手塚先生が僕の仕事を認めてくださった表れだと思います。ただ、その後お会いした時に、「改ざんしてすみませんでした」とは絶対に言うまいと。間違ったことはやってないと思ってましたから。
石を投げてきた周囲への恨み、しかし評価してくれた世間と手塚先生、もうトミノ監督という要素が、この頃から既に完成している。
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時代を駆ける:富野由悠季/4 宮崎駿監督に近づきたい - 毎日jp(毎日新聞)
そしていま持って隠さない、高畑勲、宮崎駿へのコンプレックス、「僕はインテリになれないの。でもなりたいの」か、なるほどなあ……。
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