『爆笑トライアウト』2009年10月30日放送分

全組レビューをしようと思ったけど、思いっきり挫折しました。いやあこれは厳しいわあ。
シャングリラが出てきて、もっと他に出してくる人いるだろうと思ったら、これがトップ通過だもんなあ、しかもそんなに不思議でもないし。正直このメンバーならクロンモロンがダントツかと思ったけど、ビックリするぐらいベタベタな漫才になっていて、最後の呪いのオチが活きてこない。
憧れがホーム・チームらしいから、そういう漫才に流れるのかも知れないけど、このコンビこそ、笑い飯や千鳥的なこだわりをもってほしいんだけど、なんかベタにやった方が良いコンビがそっちにいかなくて、かっこつけた方が良いコンビがしてくれないというのは、本当に世の中はうまいこといかないなと思う。まだ年齢も若いんだから、千鳥的なこだわりやっても、何となくかわいげあるじゃないですか。だからクロンモロンぐらいの世代の芸人はつっぱるべきですよ。
ライブ受けを優先してやっていたら、客に丸くさせられるというのは、やっぱり東京でもあるのかなあ、特にクロンモロン浅井企画なわけだし。凄く東京の毒にも薬にもならない、巧い漫才師みたいに、今日のネタはなっていた。今日のネタは昔のハマカーンみたいだった。
メンソールライトは、高得点だったようだけど、僕には厳しかった。たけし・太田の漫談の流れを濾過しすぎた感じ、こんなネタなのに、漫談じゃなくて、コント形式にするのが、なんか鼻に付くというか、弱さを自覚してるのにやってる感じが、あんまり宜しくないと思う。ツートンカラーとかもネタが完全に、NSC7期生から10期生ぐらいの芸人が若手の頃にやってたコント、LaLaLaとかギャオスみたいな感じ。その後のレアレアもいまいちというか、亀田ネタやらないのなら丸坊主は邪魔だよな(笑)。
うしろシティだけは、これも若干手垢な設定だけど良かったと思うので、何とか視聴者投票で生き残って欲しいです。いやあ「トライアウト」は厳しいわあ。

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