『爆笑オンエアバトル』2009年10月23日放送分
大阪での公開放送、知り合いで見に行った人もいて話聞いていたのですが、大阪収録らしい、東京丸出しの芸人が受かったり、大阪だから受かった大阪の芸人もいたりで、興味深い順位であり、オンエアとオフエアの分かれ道だったと思います。
風藤松原 漫才「小学生の友達作り」第6位413KB
これ面白いなあ、名前のやり取りのしつこいところとか、ジワジワときます。こういうジワジワくるネタが、オンエアになるのは嬉しい。視聴者投票では、高評価にならないかなあと期待してしまいます。「やだねー」やらなくなって、M-1準決勝に残りだしたのは理解できる。
天竺鼠 コント「面接」第3位473KB
これ最近生で見る機会があって、何年か前に見た時と比べて、凄く良くなっていると思ったんですが、なんかテレビで見ると印象が変わらないなあ。あのオチは小さい小屋でやったら面白いけど、大舞台向きじゃない。というか天竺鼠がインディーズの匂い残していた頃の芸人ならやっても良いけど、ある程度の名前が立ってからは、やるべきことじゃない気がします。
プリンセス金魚 漫才「刑事ドラマ」第5位417KB
面白いし好きなんだけど、松竹の若手ってキャラが違うだけで、テレビ露出に成功しているような芸人って、やってる漫才のパターンみんな一緒だよなあ(笑)。いまの大阪のレベルなら、M-1準決勝に行っても良いと思う。
ニレンジャー 漫才「ニレンジャーと一緒」第7位405KB
こういうネタをしっかりオンエアの順位にあげたのは、大阪のお笑いの客も、まだまだ捨てたもんじゃないと思いました。くだらないことをやりきってくれるのは、気軽に楽しめて嬉しい。M-1敗者復活戦とかの緊張感ある場所で見てみたい。しかし黄色の方の後ろ髪が途中で気になって、最初はネタに集中できなかった(笑)。漫才でも最後までキャラで入って、キャラで終われるのが、東京の芸人さんの強さです。
アルコ&ピース コント「振り込め詐欺」第4位437KB
最初の奇抜な設定とやり取りは良かったけど、それだけだったなあ変な設定を維持できてない。実は抜き打ちテストだったというオチはあんまり好きじゃない。変な設定やるんなら、それで強引に押し通せるだけのものをやるべきだと思う。
エハラマサヒロ 漫談「いろんなモノマネ」第1位505KB
エハラは完全に置きに行ってる時のネタ、もっと言うと本気出さないで確実に結果が欲しい時のやり口ですよね、正直番組も客も舐められているんだと思うんだけど、これが一位なんだよなあ。正直オンバトじゃなくて「キタイ花ん」だった。これが一位になったことも含めて。いやエハラがテレビ露出してなかったら、一位にはなってなかったと思います。
ハライチ 漫才「スープ」第1位505KB
あーもうダントツですね、枕の段階でもう既に、今日の中で一番面白い。やっぱりハライチを今年のM-1決勝候補に8組ではなく、15組ぐらい名前出しても入れない人は、相当に節穴だと思う。会場で見たら違ったんでしょうが、今日はハライチだけがダントツで、他は2位との差に100KBぐらいあるというのが、テレビで見たら感じる実力差でしたね。同点の一位なのにエハラ→ハライチって順番で放送したのは、NHKのスタッフの評価ですよね(笑)。
これ視聴者投票、ハライチだけですよねえ、もう既に会場で一位取ってるから意味がないんですが、何とかそれ以外にということで、風藤松原とプリンセス金魚に投票しました。
オフエア組
藤崎マーケットは「葬式」のネタだったようですが、『漫才アワード』では爆笑取っていたし、baseでも受けるネタだと思いますが、あれが若い客だと受けるのは、「葬式」というシチュエーションにリアリティ感じないからでしょうね。結果発表の時とかの田崎の態度は良くなかった。