スーパーカセットビジョンと名作『バルダーダッシュ』
僕はファミコンが出た頃に、スーパーカセットビジョンを買って貰ったせいで、少しファミコンが家に来るのが遅れてしまいました。そのことについてしまったという思いは当時ありましたが、いまは大きな後悔はありません。それはスーパーカセットビジョンには面白い名作が多かったのです。
もっとも今思えば凄く遊びにくい形状のコントローラーに、慣れてしまったので、最初の頃のファミコンコントローラーに、違和感があるとかはありましたが、ファミコンの初期の作品というのは、有野課長が酷い目にあっているように、難しいゲームが多くて、子供にはエンディングどころか一面クリアもしんどいゲームが多かったですが、このハードのゲームは難易度が手頃なものもあって、僕はいくつかのゲームで、エンディングを見ることに成功した記憶があります。
スーパーカセットビジョン - Wikipedia
スーパーカセットビジョンは、ハードそのものについては、なかなか難しい評価をしないといけないんですが、ゲームについては質の高いものが多かったです。キャラゲーの『ドラえもん』は評価が高いですし、『エレベーターファイト』や『パンチファイト』も名作でした。
しかし僕がファミコンを買った後も、延々とやり続けていたゲームは『バルダーダッシュ』と『マイナー2049』の二作でした。
この二作は元々はアメリカのパソコン用のアクションパズルゲームで、日本でもパソコン用ゲームとして発売された後に、スーパーカセットビジョンに移植された作品だったそうで、どちらもアメリカで賞を取っているようなゲームというのは、大人になってから知りました。
『マイナー2049』はその後コンシューマーに移植されることはなく、『バルダーダッシュ』もだいぶ経ってからの移植だったので、この二つのゲームのために、長くスーパーカセットビジョンは、我が家で活躍してくれました。本体こそ壊れてしまってありませんが、ソフトに関しては箱と説明書こそ全部ないですが、全てまだおいてあります(当時レトロゲーム買い取ってくれるような店もありませんでしたしね)。
さて『マイナー2049』は、先ほども書いたように、他のメジャーなコンシューマーに移植されず、パソコン版もwindowsなどで遊べるものは、僕は見かけたことがありませんので、長く目にすることが無くなっています。しかし『バルダーダッシュ』はデータイーストが、ファミコンに移植していて、2002年には新要素を入れた続編までゲームボーイで発売されています。
ゲームセンターCX 春香の挑戦 バルダーダッシュ Part3‐ニコニコ動画(ββ)
だからこんな動画まで作られるという嬉しいことになっています。というかこの動画を見て『バルダーダッシュ』熱が高まって、つい押入からファミコン版の『バルダーダッシュ』を引っ張り出してしまったのでした。