手塚治虫が日本のマンガ家の寿命を縮めた
原田高夕己 漫画のヨタ話:長寿の漫画家
こうして見たら、最初から飄々としている水木妖怪王を除けば、長寿のマンガ家はいずれも、週刊連載以前の大ヒットメーカーの漫画家達で、週刊化というか、はっきりいって手塚以降の漫画家世代が、急に寿命が短くなっている。アニメの現場が貧乏になったのは手塚のせいという意見には組しないけど、マンガ家をワーカホリックの仕事にしたのは、間違いなく手塚治虫のせいだと思う(笑)。
しかしそう考えると、手塚の薫陶受けて仕事しまくった上に、銀座やゴルフと遊びまくっているのに、いまだに元気で飲み歩きながら連載もしている、藤子A先生こと安孫子素雄は、水木妖怪と同じ域に達していると思う。
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