この事件を放置・黙認するのなら柔道協会は同類認定されて仕方ない

柔道部員死亡:顧問に投げられ意識不明のまま 滋賀の中学 - 毎日jp(毎日新聞)

なんでこの教師は容疑者とか被告って肩書きになってないの?

滋賀県愛荘町孫子の町立秦荘中学校の武道場で7月29日、柔道部顧問に投げられ急性硬膜下血腫で意識不明の重体だった同中1年の柔道部員、村川康嗣さん(12)が24日、死亡した。愛荘町教委が明らかにした。同校によると、村川さんは約3時間の練習後、「声が出ていない」などの理由で一人だけ顧問の一宮良太講師(27)と乱取りをさせられた。その際、投げられてあおむけに倒れ、動かなくなったという。県警東近江署が練習方法に問題がなかったか捜査している。

中学一年生なんて、どう考えてもまだまだ子供じゃないですか、しかも中一なら柔道始めたばかりの可能性もある。そんな相手に大人が乱取りやって、しかも制裁的な意味合いで? ところでこの一宮亮太って、もしかしてここに名前がある奴ですか? そしたら現役時代は100キロ超級の選手ですか、そんな体格の奴が、この前まで小学生だった子供を三ヶ月にもわたっていたぶっていたわけですか、もうこれ未必の故意とかの殺人に出来ないの? こんなん業務上過失致死とかで済んで執行猶予が付いたりしたら、遺族は納得出来るわけないでしょう。
しかしこのニュース取り上げたような気がしたんだけど、姫路で同じような事件があったのを、一月前に取り上げたばかりでしたよ。

そしてこの日のニュースでも書いたけど、たった一ヶ月の間に同様の死亡事件(これは事故ではなく事件だ)が起きているにも関わらず、いくら日本や都道府県の柔道協会や、有名なかつてのメダリストやコーチのブログを見ても、こういった事件に対する声明の一つも転がっていないというのは、僕には全く理解出来ない。間違った指導によって怪我人が出たり、練習という名の下でリンチ殺人が行われているという事実は、柔道界にとって大きなマイナスであり、危惧するべきことのはずなのに、いま柔道関係の記事を漁り、協会のサイトをチェックし、関係者のブログを片っ端から巡回しても、話題となっているのはこの先に行われる、世界陸上の話ばかりです。これはもう柔道関係者の感覚が麻痺しているのか、他人事としか思ってないのか分かりませんが、明らかに大きな病を抱えている連中としか、自分の目には柔道家は映らないです。

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こんな状況で、日本の中学校のほとんどで、体育の授業に柔道が組み込まれている、というのはどうなのか? 国技だとか、政治への影響力とかに関係なく、柔道界の側から動かないと、もう既に取り返しの付かない事件が起きているんだから、世間が柔道とか格闘家とかを甘やかしている内に、自分たちの側から対策とか警告とか改善とかしていくべきでしょう。
こういう事件に対して、アナウンスそのものを避けている状況は、僕はこの講師達と、柔道家の多くが同類なのか? もしくは同類と思われても、心が痛まないような人達なのか? そういう誤解と偏見を持ち続けることになるでしょう。

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