西部謙司はこのコラムだけで素晴らしさが理解出来る

スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|ミラー監督の解任について=「犬の生活・特別編」(1/2)

「スタイル」はクラブがファンに提示できる愛の形です。それがコロコロ変わることに何の抵抗もないとすれば、フロントのサッカーへの愛情そのものが疑われてしまいます。

実は大事、でも理想はどこかで持っておこうねってことだよね。理想主義者は軽薄だけど、理想の全くない現実主義は、それはそれで軽い。それを提示出来る西部さんは、やっぱり凄いと思った。この人がいま支持されているのは当然だ。
クラブはサポーターのものかも知れないけど、サッカーはクラブのサポーターだけのものではない。だけどいまJリーグを巡る言説は、サポーター正義が優先されて、「勝ち点1の為に面子も対面もないサッカー」をすることが正義になっている。それはそれで形は違うけど、「サッカーの敵」であって、西部さんは、クラブへの愛とサッカーへの愛は両立出来ることを説いている。やっぱり西部さんは凄い、素晴らしい。

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