日本の少年野球の環境がいかに酷いか元プロ選手が語る

白井一幸さんは、ご自身のブログで、ご自身の子息を入れたいと思うような、少年野球チームが無いことを嘆いておられて、いまだにチームが見つかっていないとのことです。

ナイストライ!白井一幸ブログ:コーチングについて

自分でチームを作らなければいけないかな?
なんて思ってしまうくらい、
深刻な状況があるのが現状です。
野球の練習に行くのが楽しくてたまらない、
まさしく今日の天気のようなウキウキしてしまうチーム作り、
これが最も求めているものです。
だらだらと6時間以上も、
怒る、教える(間違えた技術を)、やらせる練習では、
子供の可能性を引き出すことにはなりません。

日本スポーツ全体のジュニアユース責任者とかやってくれないかなあ。白井さんが満足行くような少年野球チームが日本にあるとは思えない。白井さんのほうが正しいと思うから、チーム作りましょうよ。
僕自身の経験を言うと、小学校四年生の時に、町内会の野球チームに入ったんですよ。入ったというよりは「子供には野球をやってもらいたい」という、僕たちの世代の父親が持っている夢があって、その期待に応えるために入ったというか、入らされたという所だったのですが。もう初日から小さいグランドを延々と何周も走らされて、僕はキャッチボールも出来ないというか、基本的に大人になった今でも、物が自分の方に飛んでくるということに対して、恐怖症的な感覚があるのですが、いきなりノック練習ですよ。内野のゴロ練習はさすがに手加減されてたけど、外野のフライ捕球の練習が、もうとにかく怖くて仕方なかった。練習がキツイというより、キヤッチボールとフライ捕球の練習が、とにかく恐怖でしかなかったのに、それが延々と続く練習で、もう二回行ったかどうかも覚えてない。とにかく三回は絶対に行っていない。どうやって親に辞めることを納得させたかは、覚えてすらいないけど、とにかく何かの祝いで親が買ってくれたグローブは、二度と僕は以後触ることもなく、それまで野球を見るのは結構好きだったのに、野球を好きと見ていたら、「なんでやらないの?」という風に聞かれるから、なるべく見ないようにするという風にも徐々になっていった。
でもこういう経験って、絶対に俺だけじゃないと思うよ、土日に学校とか、近所の野球場とか通ったら、通りがかって前通っただけでも、酷い指導しているのが聞こえてくるもん。日本の少年野球のシステムは、ある程度は優秀な人材も育てているとは思うけど、野球が嫌いになる層というのも、確実に増やしていると思います。

5月病:message 桑田真澄公式ブログ

白井ブログと桑田ブログ見ていると、いかに日本の少年スポーツの現場がくそったれか分かるし、それで良いと思っている連中が多いかわかるよなあ、こういう白井さんや桑田さんのような意見が、メディアに乗らないことだけでも、現状を良しとしている連中がいかに多いか、それで太っている連中、自分たちも苦労したんだから、後から続く奴らも同じ目にあえばいいと思ってる奴らが、どれだけ多いのか、このお二人は発信を続けて頑張って貰いたいです。
しかし二人とも現場よりも、協会とかスポーツや教育分野の政治の仕事の方がしてもらいたいと思うよ。こういう見識の人達だったら、育成世代の組織やコーチングが進んでいる分野の、他のスポーツのコーチや監督を経験してから、野球に還ってきても面白いかも知れない。