ドバイワールドカップデイ2009
日本馬が出たレースとシーマクラシックだけ書きます。
BIG CITY MAN、ドバイゴールデンシャヒーン制覇: 海外競馬
一番日本馬が勝負にならないといわれていたこのレースで、勝ち馬からの着差は大きいし、バテた馬を差し替えしたという所はあるだろうけど、お見事でした。また勝ち馬はサウジアラビア調教馬がアメリカの六連勝を阻止、スリープレスナイトが無事に出走出来ていたら、どうなっていただろうか? という風には思ってしまう。
【ドバイ・デューティフリー】ウオッカはゴール前失速で7着敗退 | News | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
直線が長いナドアルシバですが、四コーナーを回ったあたりで、これは逃げ馬が完全に逃げ切ったと思いましたね、馬の実力も素晴らしいんでしょうが、完全に鞍上の力だったと思います。そしたら鞍上が欧州の一流騎手ではなく、地元の見習い騎手と聞いて驚きました。これ下手したらアラブ系の騎手で、初めてに近いビッグレース勝利なんじゃないでしょうか? 実際にアジュテビ騎手は、これがG1どころか重賞初制覇という記事もあるようで、調教師もUAEの方ということで、ドバイの王族の競馬への投資も、いよいよ一つ上のステージの成功に入って参りました。
EASTERN ANTHEM、ドバイシーマクラシック制覇: 海外競馬
免税店に続いてシーマクラシックも、地元UAEの同じコンビが優勝、アジュテビ騎手は今年の秋はこのまま欧州で乗ることになるか?
WELL ARMED、ドバイワールドカップ14馬身差圧勝: 海外競馬
カジノドライヴはいかにも海外のG1遠征が格上挑戦でした。という負け方でアメリカの3歳G2勝ちぐらいしか実績がない馬が、どうしてこれだけ人気になっているのか、いまいち良く分からなかったので、あんまりレース前から盛り上がってはいませんでした。ダイワスカーレットが出られなかったのが残念でした。しかしナドアルシバのダートって、どうしてこんなに勝ち馬と二着以下で着差がつくんだろうね。
日本馬はバンブーエールの頑張り以外は、あまり見るべき所がなく、特に武豊の海外における勝負弱さというのは、ウオッカの前哨戦の騎乗も相成って、海外の騎乗経験が多いというだけで、海外遠征時は猫も杓子も武豊に依頼するというお約束は、そろそろ考え直しても良いのではないかと思ってしまう。現実にカジノドライヴ陣営は、武豊が行ってるのが分かっていたのに、安藤勝己を用意したわけですし、しかし日本馬が良くなかったという結果を踏まえても、今年のドバイはそれほど高いレベルではなかったように思えて、ダイワスカーレットの引退、スリープレスナイトの回避、またマツリダゴッホやディープスカイのような春の天皇賞に関心を示していない有力馬が遠征していたら? という気持ちは持ってしまう。今年のドバイワールドカップデイでした。