「爆笑レッドカーペット」2009年1月14日放送分

ななめ45°は面白かったけれど、ネタの傾向はオンバトで良かったり悪かったり繰り返していた頃のですね、その時代のネタでもきちんと結果出すようになったのは、すっかりお茶の間の安定株になってきた。イシバシハザマもしっかりとここに入り込めた。柳原可奈子については、今更何も言うこと無いですね、憎ったらしいわあ、素晴らしいですね(笑)。くまだまさしが「くまだ株大暴落」って言ってたけれど、暴落というのは元々高かったものが下がるから暴落で、0から0への現状キープは決して暴落とは言わないでしょう(笑)。
相変わらず生々しいいとうあさこの38歳女子芸、一つ一つのワードのレベルの高さと、生々しいレオタード姿の全てが完璧な笑いになっていて、ようやくあさこ姉さんも金脈掘り当てたなあ、髭男爵は現在のショートネタブームに、かなり序盤で乗っかることに成功した漫才師なんだけど、ナイツやオードリー、U字工事マシンガンズといった所と違って、いまのショートネタブームの良い流れを、他の漫才とかM-1とかに活かせていない。「なんか漏れてるやないかーい」とかいう巧い漫才の流れって、もう髭男爵にはお客さんは期待していないでしょう。あと「ペース配分」は受けてるの見たことないんですがどうしてあんなに頑なにやり続けているんだろう?
夙川アトムは、色々と回り道もしてしまったけれど、ようやくこの舞台まで戻ってくることが出来て良かったねえ、しかしこの人の芸って、とんねるずとかヒロミとか古田新太とか嘉門達夫が、80年代から90年代にかけてやり続けたことが、何週もした結果遂に現れたという感じですね、みんな夙川アトムが何やっているか分かるというのが、一番凄いことだと思うのです。
ヤポンスキーはいつも思うんだけど、今回も耳のあたり描いたところで、ようやく何描いてるか気付いて歓声挙げる人がいて、「もっと早く気付くだろう」と、テレビの前でつっこんでしまうけど、世間のお客さんというのは、このぐらい反応が遅いんだよなあ、最後の挨拶は色んな変化付けないで、とにかく「ホワイト」で推しまくるべきだと思う、変化付けて「キャッスル」までに留めておくべきだと思う。一つのワードをガッツリと推し続けた方が、流行語とかにもなるかも知れないからもったいない。
ビタミンSは一昨日の「ABCお笑い新人グランプリ」と同じネタでした。世間の声として「どうしてK-1の実況と藤原紀香、もしくは小林旭じゃなかったの?」という声があるようですが、「K-1の実況と藤原紀香」は同じフジテレビの「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でやっているし、小林旭のほうは、単純にここに持って来るにはクオリティが達していないと思うから、がっつりと兄妹漫才をさせて貰えたのは良かったんじゃないかなあ? 今回の出来がそんなに良くなかったのは、緊張しすぎていたせいだと思う。我が家はコントのパターンなんだけど、やっぱり漫才の方がキャラがまだ巧く出せている。
2700はよりによってイシバシハザマと同じ日に出してやるなよ(笑)、トリプルエンジョイとかもそうですが、大阪でリズム芸やっている人たちの中途半端な所が、凄い分かりやすく出ている。いやこれ今の形になる前のイシバシハザマでしょう? この形でダメだったからイシバシハザマは、いまの形になったのに、大阪で「六分咲き劇場」みたいなことやってた頃のイシバシハザマと、同じ事をして先があるとは思えない。あと響×キングオブコメディのコラボは、キンコメの相方出ていないんだから、キンコメ今野という風にクレジットしてほしい、相方でていないんだから。しかし響の女装はきちんと女子の演技しているけど、キンコメは今野は今野のままですね(笑)。
パンクブーブーオンバトといい、レッカペといい、そこそこ番組内で結果出している割には、番組のスターにもなっていないし、余所に向けて波及もしていないのはどうしてなんだろう。この後に出ていた山陽ピッツァの方が、明らかに番組内スターになってるもんなあ。もっこすファイヤーは、番組的にU字工事の二番煎じを狙っているのか分かんないのですが、どうもこういう「ロケット団イワイガワ÷2」みたいなキャラの地方方言漫才を、沢山この番組出していますが、あんまりみんな巧く行ってないですよね。
そして最後に天津木村でしたが、ここは常にコラボカーペットで、「天津木村×今田耕司」とクレジットするべきですよね、そのぐらい今ちゃんのガヤツッコミも合わせて、レッドカーペットの天津木村の芸になってる。なんか天津木村のピン芸に批判的な時期もありましたが、もう今は出てきて振りの段階で、おかしくて仕方ないです。もうすっかり詩吟の姿にも安心感が出てきて、でも実際問題として木村はピンで、東京の番組で沢山詩吟ネタやって、相当に実力付いたと思う。やっぱり芸人とかタレントは、ステージの高いところを経験することが、何よりの腕を磨くことなんだというのが、木村を見ていると良く分かります。
ハイキングウォーキングがレッドカーペット賞でしたが、まあ面白かったけど、そんなに語るべき所はなかったかなあ。こんな危険な芸なのに、この番組的には安牌になっているんですよねえ。

天津 木村のエロ詩吟、吟じます。天津 木村のエロ詩吟、吟じます。
天津木村

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