お笑い番組の感想を読んで、自分も考えたこと六題

THE THREE THEATER 2008年12月18日 - 一汁一菜絵日記帳

ウッチャンの現役感というのと、スリーシアターの面子で「笑う犬」をやって欲しいというのは、全くの同感ですねえ、正直「笑う犬の冒険」って、僕の同世代から少し下ぐらいのお笑い好きな人には、かなり思い入れある人が多い番組だと思うのですが、僕はネプチューン、オセロ、ビビるという面子の弱さ、いやこの人たちはタレントとしては一流であり、A級ではなくS級の人たちだけど、コント師としてはフニャフニャで、コント番組としてレベルを維持しているとは、僕は正直言い難かったと思っています。「はっぱ隊」と「ミル姉さん」ぐらいしか、後々に残らなかったというような評価なんですが、コント・お芝居方面で強いこの連中と、いまの少し肩の力も抜けてきたウッチャンでの「笑う犬」は確かに見たい。

爆笑レッドカーペットアワード2008 - 一汁一菜絵日記帳

当時ファンだった人が、いまテレビ局や制作会社に入って現場で発言力を持つようになったり、当時「すんげー」とかに芸人や作家で参加していた人たちが、東京のテレビ界で偉くなってきたことで、東京のネタ番組とかで最近やたらと「すんげー!Bet10」内のユニットや、「2丁目WACHACHA」のライブでのノリみたいなのが、再現される機会というのが沢山見られるようになりましたが、ここで名前が出ている、なだぎ武中川家礼二だけでなく、当時の記憶と比較して、飛躍的に伸びている人、案外変わっていない人、劣化が悲惨なことになっている人というのが、結構あからさまに出ているのは感じます。
僕の中ではなだぎは別格過ぎるとして、また陣内やたむけんが良くなっているのも、いまさら指摘することでもないけれど、やはりあの時期に最若手として出ていた中では、サバンナの伸びが高橋も八木も物凄いことになっていること、むしろ他に当時既に完成していた同世代芸人の方が、当時から完成していた分だけ、伸びていないという印象が強い、あとケンコバとナベアツは、いまブレイクしているにも関わらず、そんなに上げてきた印象は無い。なんか彼らが上がってきたから、ようやく世間に受け入れられたというよりは、世間が彼らの面白さを理解出来たという方が正しそう、これは世間の方を合わせさせることに成功したと言えば、なかなか聞こえは良い話なんですけれども、本人達が変わったわけではなく、世間が変わったというのは、世間はまた変わっていくんだから、その時に対応出来るのか? という危機感はどうしても残してしまいます。
そして劣化という意味では、どうしても礼二が僕も真っ先に名前が出てしまう。礼二というか、中川家は元々、ぐっさん同様に器用貧乏で、自分たちの引き出しの多さを持て余しているところがあったけど、なんかどこでどれを出すべきかという判断が、無茶苦茶になってきている。この傾向は昔からあったけど、最近かなり酷くなってきている。明石家さんまのような司令塔がいないと、本当に見ていて危なっかしいという印象しか、最近の礼二とぐっさんにはないです。

お笑い芸人伝説〜新春ぶっちゃけの乱〜 - お笑い芸人のちょっとヒヒ話

やっぱり昨年末の「すべらない話」に、安田団長を出さなかったのは、番組スタッフの大失敗でしたね、そんなに松本人志の前で、森脇健児のオモシロエピソードは話させられない、とかいう風に考えていたのなら、過敏すぎると思うのですが。もう次の「すべらない話」に出て、これらの話をしても今更感あるでしょうから、完全にあの番組は安田団長という鉱脈に関しては、最初の一手で失敗しましたね。
ウンナンの番組にだけ出ている、謎の人という感じだった出川哲朗が、突然色んな番組で、ウンナンがいないのに見かけるようになったのは、物凄く不思議だったのを、「お笑いウルトラクイズ」見ていなかった自分は

社会人が仕事もそっちのけでTVにRADIO:南パラZZZ!(12/30) 〜その1〜

これリアルタイムで、少し見ていたんですけど、友近のあまりにも尊大すぎる振る舞いに、とても面白さを見出すことが出来ずにいたんですよね、K助さんの感想が終わったら、そのタイミングで書きたいと思いますが、友近はどうしてこんなに偉そうに出来るのか? そういう事をして許される存在になっているのかが、本当にいまいち分かんないです。なんか吉本の社員とかに嫌われてそうで、少し落ち目になったらあっさりと掌返されるんだろうなあと、少し悲しい目を向けてしまいそうです。

テレ東の年明け吉本特番で 4 ネタ - はてなでテレビの土踏まず

あー吉本は、次は野性爆弾を売り出したいのね、というのは流れとしては自然なことなので、分かりやすいことだとは思いますが、ちょっとそれは無茶じゃないかというか、そこ欲目で仕掛けていっても、失敗するだけのように思う。

「てれびのスキマ」的2008年ベスト新番組 - てれびのスキマ

また、関西で未放送の番組が一位かよ!! また、しかもそれがさまぁ〜ずの番組かよ!! いやしかしさまぁ〜ずくりぃむしちゅーの番組は、関西未放送になるよなあ……。しかし全体的に関西で未放送だったり、放送時間が不遇だったりする番組が、毎年多くなっているように思う。そりゃいまだに「2丁目WACHACHA」から「baseよしもとの最初のブーム」という、そんなに元々多くはない遺産を、細々と食いつぶしている関西のお笑い界が、東京と比べて弱くなっているのは仕方ないか。陣内もなだぎもサバンナも、このまま東京本格進出でしょうし、一体どうするんだろう?

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