M-1グランプリ感想の感想その15〜著名人・文化人・ブロガー編

一部の有名人については、過去のブログ感想でもやってしまったのですが、別にその方々が有名人じゃないと思っていたわけではないので、どうかその点はご了承下さい。

M−1について | 松野大介論

いやこれはもう普通に松野大介って、凄いわと改めて思った。いまお笑い批評においては、間違いなく日本一グループの数人の中の一人でしょう。松野大介にいまネタを見て貰っているという芸人は幸せだし、これだけの評価を受けていることは、キングコング西野は誇っても良い。

かにこたつのなんでやねん - M−1GP2008・・・!!!

サンドウィッチマンの実質的な師匠と言っても良い、H.R事務局の元祖かにこたつさんは、NON STYLEの優勝を予想していた。

おめでとう!NON STYLE | 構成作家 ポッター平井のコラム

ダイアンは「サンタクロース」より「寿司」のネタの方が面白かった、という意見以外は、ほぼ同意できる関西の非吉本の構成作家さんの感想です。

M−1グランプリ 視聴率発表 | 構成作家 ポッター平井のコラム

こちらで言われていることは、全て最もですね、ただ東京の知り合いには、過去のブラマヨやチュートのCMと比べて、サンドのオートバックスのCMはほとんど見なかった、という風に聞いたのですが、僕は大阪でサンドのCMを、過去の二組のよりも沢山見た印象だったのですが、そんなに違ったんでしょうか? ちなみにCMの出来としては、過去のブラマヨやチュートより、サンドのCMの方が圧倒的に面白かったですね(笑)。

Mー1その後:ラサール石井の鉄板少年らさある

前にも書いたけど、この感想を変に深読み裏読みして、ラサールさんが、今回のM-1の結果について不満を持っている、批判をしている、というように受け取った連中が、やっぱり多かったのは残念でした。

M−1でした - 須田鷹雄の日常・非日常

とりあえずモンスターエンジンは、神々漫才とか鉄工所と仁鶴師匠漫才とかやっても、大阪の客層や審査員の基準だったら、三回戦で落とされるだけですよ、という事はとりあえず言っておきたいです。つーか須田さん「AGE AGE LIVE」まで見ていたのかよ。

ガッカリ、、 - まばたき三千秒

まあこうやって、吉田豪がお笑いに対して愛どころか、本当は理解も興味もない人間だと言うことが明らかになるのは、非常に良いことだと思います。

12/22(月)ストリーム・コラムの花道は、プロ書評家の吉田豪さんです。 - タスカプレミアム

一応、吉田豪に対しては、過去の優勝者である、ますだおかだの増田が「決勝審査員は、予選に足を運ばないで欲しい」と苦言を呈していることは、ここに指摘しておきます。

M-1関連 - タスカプレミアム

この流れで、サンキュータツオなんていうおもんない奴の話題は出したくないんだけど、このタイミングで出せないのなら、きっちりと書いておきますが、ここでこいつが言ってることは、ある程度「タスカプレミアム」の人と、このエントリーで紹介した松野大介さんのブログが反論になっているんですが、「爆笑オンエアバトル」の王者がM-1を制したことが、そんなにM-1を変えたというのなら、アンタッチャブルが優勝した段階で、変わってなきゃおかしいんじゃないの? ということは指摘しておきたいねえ。何かやっぱり自分の思う通りの結果にならなかったことに、無理矢理理屈を付けているようにしか、こいつらは思えないです。
あと「タスカプレミアム」さんは、ノンスタを「オンバトの王者」とだけ言うことに違和感を感じていますが、東京ポットの連中のお笑い論が浅いのは、あまりにも大阪を敵視しすぎていること、そしてその敵視している大阪のお笑い界の状況や歴史について無知なこと、という一点だけに絞っても大分語ることが出来る。
現在のお笑い界は昔のように、東京と大阪が完全に切り離されていて、それが交わることはその時代のトップいくつかの芸人だけ、という状況ではなくなっていて、もう完全に東京と大阪のお笑い界は複雑に入り乱れているし、ほんの数年前まで西高東低だった漫才界は、いつの間にか東高西低になり、いまや東京の芸人の活躍を語らずに、テレビ演芸や、若手漫才のシーンというのは語れなくなった。しかしその状況を生んだ、「M-1グランプリ」や「爆笑オンエアバトル」のような賞レースや評価システムというのは、大阪のお笑い界が培ったものであり、関西や吉本のお笑い界的なシステムといっても良い流れにある。
だから一歩先、二歩先に進んだお笑い論を語りたいのなら、もはやほんの数年前のように、東京だけ、大阪だけのお笑い界の状況を理解しているだけでは、本当は何も本質的なことは語れなくなっているんですよ、僕も東京のお笑い界に対する理解という意味では、いまだに不安要素が多くて、完成しきれていない部分が多すぎるんだけど、こういう東京か大阪のお笑い界に対する理解と知識だけで、全てに応用が効くと思っている勘違いからは、もう何も生まれないと言ってしまって良いぐらい、現状のお笑い界は東京と大阪が混在しているんだけど、その事自体を理解していない人が、東京にも大阪にも多すぎるし、一つ高いところに立って言ってる連中が、それを理解していないという点で、ダメだよなあと思うところです。

タケルンバのM-1レビュー - タケルンバ卿日記

この論評を改めて紹介するのは、「自分の優勝は悩んでオードリーだけど、NON STYLEの優勝に納得」という点ですね、いやもうここで僕は色々と過去の自分発言と矛盾していると、捉える人も多いんだろうなあと思いながらも言うけども、僕はNON STYLE、オードリー、ナイツの三組がいて、この三組の中で面白くないと思う人かいるのは構わないけれど、そういう人にお笑いを論評されたくないよなあ、という思いはどうしても捨てきれないんだよね(笑)。僕はオードリーが優勝していても、納得はしていたと思うから、オードリーが優勝と言ってる人が、それを言う際に「NON STYLEの優勝が納得できない」と言ってるのは許せないというか、ある程度は自分にとって、敵という認識をどうしても持ってしまうから、こういう冷静なというか、僕の個人的な思い込み的価値観から見て、正しいオードリー優勝派の反応が一定数いるのは、僕を「オードリーは好きだけど、オードリーを好きという連中は嫌い」なんてことに、ならずに済ませてくれたので良かったです。というかそういうファンにまみれずに済んだのは、オードリーの今後にも明るい。