M-1グランプリ感想の感想その７〜敗者復活戦編

これらのブログの感想から、感想の感想とか、同意とか反論とか、なるほどと驚いたこととか、そんなのを色々と紹介させて頂きます。手厳しい意見もありますが、こういう意見もあるとか、戯言と思ってやって下さい。僕としては真剣に考えたことでもありますが。

ダブルネーム　EXILE漫才「芸能人を見かけた話」
準決は大阪受験なので、3回戦以来ですが、
若乃花以外の展開（らっきょ）が足されていて、良くなっていました。
M-1敗者復活戦〜決勝 - springfeverの微笑

あっそうか持ち時間が三分だと、若乃花で終わるんだ、それは確かに三回戦合格したときに、少しブーイング起きた気持ちも少し理解できる（笑）。

ダブルネームのＥＸＩＬＥ漫才なんか、今になって思い出し笑いが出るくらいですし。
Ｍ−１グランプリ　敗者復活戦雑感 - 続・メガネのつぶやき

ダブルネームのEXILE漫才は、僕も準決勝で思い出し笑いが半端無かったですから、凄い正しい笑い方だと思いますよ（笑）。

（オリエンタルラジオ）なんか妙に後味さわやかなネタだったなあ。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

そうですねえ、逆にオリラジはそういう路線でとことん行った方が良いと、改めて感じましたね。多分この先に優勝なんかしたら、「こんな印象度の弱い漫才で！？」という風に、相当に叩かれると思うけど、爽やかな清涼剤のような漫才というのも、それはそれできちんと評価されて欲しい。

とろサーモン　獣医
あれ、この人たちらしさって何だっけ？と考え込む
M-1敗者復活戦〜決勝 - springfeverの微笑

それを言い出すと、大阪の中堅や若手の大半にに同じ事言わなくてはいけなくなりますよ（苦笑）。

久しぶりに調子の良い天津を見た気がしました。2人の息と客席の息があってるような。順番もうちょい遅かったらもっと評価されたのかなと思いました。
『M-1グランプリ2008敗者復活戦』＠大井競馬場 - とりめし御膳

うーん、お客さんはオタクでもエロでもないネタに、相当戸惑っていたように思うんですけどね、途中で歌い出したときには、完全にお客さんとの間に溝が出来てしまっていたような。

天津という個性じゃなければ出来ない漫才なのか、と考えると少し厳しくなる。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

そこが結局ダイアンとの差が、大きく広がってしまった理由でしょうね、まさかこんな形で天津とダイアンの勝負付けがいてしまうとは、夢にも思いませんでした。最初に気付いたのは、天津の方が早かったはずなのにねえ。

天津　寿司が好きすぎる女
あえて、おたくでも詩吟でもないネタで勝負という
ネタチョイスの気合はあれど、魅力がボケてしまったと思います。
M-1敗者復活戦〜決勝 - springfeverの微笑

結局、僕たちお笑いファンが「普段と違うことをする」とか「あえて勝負キャラを出さない」ということを、あまりにも持ち上げすぎたことが、芸人さんを勘違いさせている元凶だったと、最近凄い反省しています。

チーモンは場がうねってたね。アホみたいな言い方だけど、グルーヴを感じる漫才だった。
【14:35】M-1敗者復活戦　前半終了 - ココアフェス

チーモンチョーチュウもすごく受けていた。彼らは最近ライブでやるネタもかなり面白いし、来年決勝に進出する可能性高いと思う。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

正直、敗者復活戦を全体通してみて、「来年は決勝に確実に上がるだろう」という風に思わせられたのは、チーモンだけでしたね、いや今年がラストチャンスじゃなかったら、マシンガンズということも言えたのですが。でもチーモンは凄かった、間違いなく前半のトップ、というか何年か前にもチーモンって、前半のトップという感想したような気がする。

ハイキングウォーキング　レストラン　４

ボケの手数多し。すっかり「あーそうなっちゃいます？」を武器にしましたね。
M-1グランプリ2008　敗者復活戦全ネタレビュー - 似非トーライ(ese - tori)

キャラある人達が、シュッとした正統派漫才に手を出して大火傷、というのはM-1では沢山吉本勢を中心に見かけますが、ハイキングウォーキングは面白かった。おそらくQちゃんのとんでもない事を期待する人が、お客さんの見る態勢の度合いで減っていったら、チャンスはありそうな気がするんですが、あと三年でどこまでハイウォーが普通の漫才もするということを、浸透させられるかが、このコンビは鍵っぽい。ただそれやると、売れなくなる可能性があるので、悩ましいところでもあります。

パンクブーブーはきちんと笑いは取ってはいるんだけど、客の心は掴めていない感じだった。ただここは2001年結成なので一度は決勝の舞台を踏めるチャンスが来ると思う。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

パンクブーブーは敗者復活戦で勝ち上がるタイプの漫才じゃなかったですね、上がるのならストレートインすると思うけど、ただ毎年のようにM-1の時期に調子を落とす、「どうしてこのネタ？」というようなネタ選択が、オンバトのチャンピオン大会とかでもそうでしたが、多いのが気になるところです。

ぷくぷく隊はべーやんのネタではないという衝撃が。
『M-1グランプリ2008敗者復活戦』＠大井競馬場 - とりめし御膳

ぷくぷく隊の時だけはすごく静かになってしまった。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

ぷくぷく隊は準決勝に進出したネタも、それほど良かったわけではないけれど、その上に敗者復活戦でネタを変えてきてしまったせいで、完全に大阪のインディーズライブに、あの時間だけなってしまいましたね。

数少ないタイムオーバーした組→ソーセージ
準決勝のときと同じように出来てたと思ったのにどこでタイムロスが…？
『M-1グランプリ2008敗者復活戦』＠大井競馬場 - とりめし御膳

これレビュー書く際に、もう一度見てみようと思っているんですが、もうコントを漫才だと強弁してやりきるということに、大阪の準決勝や三回戦ほど、お客さんが早く理解してくれなかった、許してくれなかったから、どうしても笑い待ちとか動きで笑わせるところが、少しずつ長くなっているように思いました。

かつて青田的に「鯉女房ってちょっといいよね」
と大変密かに心の中で思っていたので、こういう形で見られて嬉しい。
藤本さんのお芝居が良いのだ。
M-1敗者復活戦〜決勝 - springfeverの微笑

藤本の参加しているコンビ、ユニットって、これが見るの三組目になりますが、鯉女房もビンチョウタンもソーセージも、藤本のイメージだけが濃く残りすぎです（笑）。

しかし今日はレストランとかショップの店員のシチュエーション多いなー。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

いや“今日は”ではなく、この年代の芸人が集まると、こういう設定のネタは日常的に多いです（笑）。

ヘッドライトは相当印象に残りましたね。個人的には、今日一番の発見というか、これから注目していきたいコンビになりました。
Ｍ−１グランプリ　敗者復活戦雑感 - 続・メガネのつぶやき

ヘッドライトは去年も今年も面白かった。普通にこっち（東京）の舞台で見てみたい。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

とりあえず吉本にヘッドライトを推す気は、もう全く無さそうだし、じっくりと漫才続けて行くにしても、一発逆転狙うにしても、ヘッドライトは東京行っても良いような気はする。

ヘッドライトのネタを見る態勢がM1のお客は整っているのが凄すぎる。どこに客持ってるんですか。
『M-1グランプリ2008敗者復活戦』＠大井競馬場 - とりめし御膳

本当に「ミスター準決勝」ですよね（笑）、このヘッドライトからマヂカルラブリーという流れは凄かった。M-1の広さを感じた。

マヂカルラブリーはインパクト点が高い。あのコンビは凄いわ。
M−1グランプリ2008　敗者復活戦 - いっきこんめ

マヂカルラブリーのネタが終わった瞬間に、携帯のメールに大阪の友人や芸人の知り合いから、「あれは誰？」「どこの事務所の人達？」というメールが、一斉に何通も来ました（笑）、インパクト抜群でしたね、敗者復活戦の楽屋でも一番受けていたそうで、来年は色んな所で見ることになりそう。

ソラシドはネタの順番が準決勝と逆でした。でも完全に違うネタ2つやった、みたいな印象が強くなってしまったかも知れません。
M−1グランプリ2008　敗者復活戦 - いっきこんめ

あれは意味が分からなかったですよね、僕は特に「おー“水戸黄門”を四分に仕上げてきたか」と感動しただけに、壮絶な肩すかし喰らった感じでした。

我が家　口説き方　80
我が家はうまいなあ。いわせねえよが決まるなー。ボケもツッコミもいいんだけど、こうなるともうちょっとストーリーの展開をきれいにしてほしい。面白かった。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

最近になって、自分の「我が家はコントより漫才の方が面白い」という意見に、同意して貰える機会が多いのですが、結局我が家って、構成はうまいけど、ストーリーを作るのが下手というのが、その理由だと思えた。

マシンガンズは中盤まではチーモンに迫るか？という勢いだったけど、最後の関西人の下りで失速したような。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

あー僕は、中盤までは今更感のあるネタ選択で、盛り上がりに欠けている印象があったけど、関西人の下りあたりで爆発したイメージでした。同じ会場で見ていても、これだけ印象が変わるというのは、やっぱりお笑いライブって面白い。

千鳥で一番笑った！へんにM-1で勝とうとかいうのが全く感じられない千鳥が一番おもしろいと思ってやってるネタで私が一番おもしろいと思って笑えたのがすごく良かった！
M-1グランプリ2008 敗者復活戦と3連単予想 - e x t r a

いややっぱりね、千鳥の支持層というのは、こういう評価をすると思うんですよ、それは凄く気持ちは分かる、でもね、あえて厳しい意見を書きますが、千鳥は過去に三回、敗者復活から数えると四回も決勝に行っていて、その中には現時点での完成度は劣るけど、ポテンシャルや将来性を期待されて、決勝に勝ち残ったこともあるはずだし、他の賞レースでの受賞というのも、そういう意味あいで貰っていたことは沢山あるんですよね。
だから千鳥はその結果に応える義務がある、自分たちの将来性を期待されて、いま実力のある人が落とされたんだから、その人達のためにも、M-1で勝てる漫才というのを追求する義務があると思うんですよ、だから僕は自分たちと、自分たちのファンと身内の芸人だけが、喜ぶようなネタをする千鳥は評価できない。ダイノジ大谷言うところの「敗れていった人達の思いを受け止める」ということが出来ていないように思う。
島ネタが始まったときの会場の期待感と、ツカミで島の話が終わった時に、会場に広がった失望感の落差は凄かったけど、あれが千鳥というコンビの全てを表現していたように思いました。こんな事を続けていたら、いつか三回戦で落ちるよ。
これがマヂカルラブリーやゆったり感が相手になら言わないですよ、千鳥は千鳥だからこそ、これぐらいの批判には晒されないと、この人達のためにならない。僕は真剣に千鳥はこのままだったら、数年のうちに大変なことになると思っているから、ファンの人達は、彼らを長く見続けたいのなら、いまが一番甘やかしてはいけない時期だと思って欲しいです。

（スペースゴリラ）内容の割にウケてない雰囲気がする。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

単純に現場は、あの独特の口調が聞き取れない人が、多かったんだと思いますよ（笑）。三回戦から準決勝、そして敗者復活戦と、飛躍的に聞き取りやすくなっていましたが。

流れ星はM-1予選での集大成を出した漫才になった。ここも割りと客に支持されていた感があり惜しかったんじゃないかと思う。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

流れ星は、最後の「それ以外全部やるわ」の下りで怒涛の盛り上がり。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

ただ流れ星は会場受けもよかったし、おもしろかったけど、たぶん選ばれないかな。対抗にも入らないかもしれないと、なんとなく思った。
M−1グランプリ2008　敗者復活戦 - いっきこんめ

流れ星は前半で一番受けていたと思うし、僕も凄く面白かったんですが、何となく敗者復活戦で突破するという雰囲気がなかったですよね、この辺はなかなか言語化しにくいところです。「それ以外全部やるわ」の下りは僕も爆笑したけど、何となくこういうネタは、M-1の客や審査員は決勝でやる漫才じゃない、という風に思っていそう。ただダメだろうなと思ったのは、そういう具体的な何かだけではない。

音ネタ。歌唱系では今日一番いいかもしれない。軽い自虐がツッコミになってるのがいいね。フォーマットが楽しい。（引用者略）オリラジ武勇伝の発展系を見た思いだ。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

パプア。はこれまでのリズムネタの美味しいところを全部集めて、髭男爵のスベリ芸を加えた、といった感じ。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

パプア。はそんな感じですね、来年の上半期中に、世の中に出られないと賞味期限が怒濤のように来そう、ただ何かの番組に巧く引っかかって、東京のセンスの良いスタッフに揉まれていけば、賞味期限はかなり延びそうし、これだけいいとこ取りを起用に出来る人達なら、その間に別の何かも作れるだろうから、やっぱりこのネタで、春までに何かに引っかかりたいところでしょう。

私も、終わって少したった頃から妙に「ドドスコ」がツボになりましたし（笑）。
Ｍ−１グランプリ　敗者復活戦雑感 - 続・メガネのつぶやき

三回戦の会場で、終わってから帰るお客さんが、みんな「ドドスコ」言っていて笑いましたが、今日の会場も休憩時間とか、そんな感じになっていて面白かったです。

ジャルジャルのことを注目している人向けのネタになっていたので
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

ジャルジャルに関しては、今回のM-1のネタに限らず、大阪の漫才番組とかでやってるようなネタも、みんなそんな感じになっているように思える。いや「ラーメンズの道」に邁進していくのなら、それで全く問題がないんですが、その覚悟が本人やスタッフにあるのかも分からないし、また本人達がそういう方向性を指向していても、吉本がそういうプロモーションを出来るのか？ということを考えると、この路線には不安が尽きないです。

・麒麟　不幸ネタ　４
不幸ネタの割りに田村太ったわあ（笑）。
M-1グランプリ2008　敗者復活戦全ネタレビュー - 似非トーライ(ese - tori)

これも単独ライブで、そこそこ評価の高かったネタですよね、なんか現在の麒麟の実際の境遇に、明らかにネタがあっていないんだけど、単独ライブの客層って、そういう事を絶対に突っこんでくれないんですよね。むしろ田村はお金持ちになって幸せになっているのに、あえて無視しているというような、一周回った評価をしてしまう。

（ノンスモーキン）しかし吉本芸人がネタにする洋楽は何故毎回BON JOVIなんだろう。

それはもう単純に音楽の知識があまり無い、ということなんじゃないでしょうか？彼らの中でBON JOVIはベタ過ぎず、マイナーでもない、ワードとして笑いになるという浅いところなんじゃないでしょうか？
まあ大阪の吉本芸人がネタにする音楽が、毎回のようにT-BOLANかSHAZNAなのよりは、マシだと思いますが。

磁石は漫才の安定感に欠けていてなんだか見ていて不安になった。佐々木のツッコミのガラが悪くなったのは以前より良いとは思うが。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

磁石は確かに最近の漫才、全体的にそんな感じですよね、ただ流れ星と磁石は何となく、大阪のランディーズやビッキーズのM-1九年目や十年目と同じ匂いがしてきてるんだよね。あと流れ星と磁石が、何回出られるのかは分からないけれど、何となくタイミングを逸した感はある。

マヂカルラブリーは南海キャンディーズと比較されることが多々あるようだけど、今日の出来でいえば山里の圧勝だと思う。（引用者、略）コンビとしては完全に鮮度を失っているのに、あれだけの笑いを取れるというのは、やはり山里のツッコミの精度が非常に高いからであろう。
【17:58】後半の追記 - ココアフェス

南海キャンディーズはオードリーと比べられるべきだと思うんですけどね、マヂカルラブリーはなんかもっと違うもののように感じる。ただ南海キャンディーズは思っていた以上に現役感が残っていた、一年集中して漫才できる状態で、M-1に挑むことが出来れば、また普通に決勝に出られると思うけど、このコンビは今のスケジュールだと、それが一番難しいんだよね。しずちゃんの仕事来年減ってくれないかなあ。今回のネタの出来、グルーヴ感はオードリーの圧勝だったけど、まだまだ漫才師としての底力は、南海キャンディーズの方が上だとは思った。

アカン、客席が完全にオードリーを待ち望んでいた。また、それに応えるだけのハイパフォーマンスを彼らが見せた。これは勝負あったな。
テレ朝へ向かうところ - ike-chinの日記

オードリーは圧倒的だった。登場時からかなり歓迎されていて、漫才も期待を裏切らない出来だった。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

これはもう完全にそうでしたよね、会場全体が決勝にという後押し感が凄かったし、きちんとオードリーはそれに応えていた。またハリセンボン、南海キャンディーズからオードリーという流れも良かったですよねえ。

オードリーは時々何のネタだったっけなと忘れることが多いです。
『M-1グランプリ2008敗者復活戦』＠大井競馬場 - とりめし御膳

実は僕も時々、そういうことがあります、なんか春日が凄かった、というだけしか記憶に残らない時がある。でもそれが正しいと思うのよ、ということはまたノンスタについて書くときに書く。

今年の準決勝審査の妥当性を証明していると思った。つまり有力な組は既にきちんと上にあがっていると。そしてオードリーは本当に９番目だったと。
【17:34】M-1敗者復活戦　後半終了 - ココアフェス

ですね、決勝八組が良いメンバーだったときほど、敗者復活戦は妥当な結果になる。

オードリーのあと、何だか盛りあがらなかったような・・・（私だけ？）
M-1グランプリ〜敗者復活戦〜? - オワライメモ帖

いや“私だけ”じゃないです、もう完全に現場は「決まった」というムードになってしまいましたから、正直トップバッターとかより、オードリーの後の人達はやりにくかったと思います。もう完全に現場一帯に終戦ムードが流れた。

ハマカーンはこういうネタのほうが個人的には好きです。
『M-1グランプリ2008敗者復活戦』＠大井競馬場 - とりめし御膳

これは僕もそう思います。なんと言いましょうか、浜谷のキャラが初めてきちんと出ている漫才のように思いました。

あと全部アイワ笑い。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

なにげに現存しないメーカーを持ってこれるというのが、ハマカーンはエライなあと感心しました。

ハライチ　風呂が好き
コロ助、長えー（笑）
M-1敗者復活戦〜決勝 - springfeverの微笑

これ同じ指摘を他にもいくつか読んだんですが、あんまり僕は気にならなかったんですよね、所詮は僕もフリが長かったり、一つのボケを引っ張ることに大成がる、大阪のお笑いマニアなんだよなあ（笑）。

スピードワゴン
ヤフーでは放送無かったが、現場ではあったのかな？
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

今回はホリプロコム勢だけは、ネット配信がなかったみたいですね、以前のファンダンゴで予選放送したときも、ナベプロとホリプロコムの芸人さんだけ放送がなかった（ホリプロ本山所属のクワバタオハラのネタは流れていた）、ギャラが支払われないのには協力しないとか、事務所単位で他の動画配信には芸人を出さないという契約が、他の会社とかとあるのは、ビジネスとして理解できるんだけど、お祭りとしてみんなで盛り上げていることの水は差していますよね。
これだけの規模のお笑い大会を主催できるのは、吉本しかいないんだから、その祭りに乗っかっている以上は、出来るだけ協力するのが筋のように思ってしまう。まあ契約なんだろうから、仕方ないんでしょうが、ということは大切なことなので二回言いますが。

クロンモロン　絵本　３
本編に関係ない「こないだ幼稚園児とキスしたんですけど」のツカミで笑った。ネタはややブラック。「ここかー死体とキスできるお店って」とか地上波で大丈夫？
M-1グランプリ2008　敗者復活戦全ネタレビュー - 似非トーライ(ese - tori)

友人らしい人のブログによると、彼らはプロになる気が、現状では全く無いアマチュアらしいので、この方向性は正しいんじゃないでしょうか？いやネタはやりたいかもしれないけど、メディアで売れるとかいう目的が現状無いのなら、この路線で行けるところまで行けばいいと思う。東京ならそういう道でも、飯食える可能性はあるだろうし。

昔はよしたかのキャラがもうちょっと自然でキャイ〜ンみたいな面白さがあったんだけど、今はキャラ作っているように見えるんだよね。変わったキャラのはずなのに同じ事務所のspan!と芸風が被っているように見えてしまう。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

そうそう賞レースとかで、スマイルとspan!は決勝とかで一緒になることが多くなっているけど、完全にスマイルがspan!化してきている、ただでさえspan!はキングコングに似てると言われてるのに、そのspan!に似てきてるってどうしたことだよと思います。しかもスマイルは元々はあんなに個性とキャラがあったにも関わらず、なんか大阪のシュッとした正統派漫才という、幻想にみんな囚われすぎている。
そんなことを考えていたら、凄い感想が出てきた。

･スマイル「刑事」んーもったいないな。さんまさんが、かつみさゆりのかつみに、さゆりちゃんはカッチリ決めないほうが面白いやろ！って言ってた言葉を思い出す。
M−1グランプリ2008　敗者復活戦 - いっきこんめ

スマイルを批評するときに、その言葉を引き合いに出すのは、シュート過ぎて反則ですよ（笑）。

観客の「銀シャリまったく聞いてない」感が凄い。銀シャリは確か2年前もそんな感じだった気がするので、とりあえず「聞いてもらう雰囲気」を作るところから始めた方がいいと思った。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

関西勢のアウェー感として言えば、ジャルジャルととろサーモンは、そんなものが全く無いのに不発、ギャロップが少しお客さんに受け入れきれてなく、銀シャリはもうネタとか以前の問題でしたね、まあネタの選択もどうしてこれなんだろう？という風に思うものではありましたが。

ブレーメンは去年M-1準決勝進出を決めたネタで来た。スター関根のキャラが分かりやすい自己紹介的なネタなのだが、最近のネタの方が面白いのでそっちを勝負ネタにした方が良いと思う。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

ブレーメンは去年の敗者復活戦で、かなり目立っていたのに、今年全くテレビ露出がなかったから、勝負ネタをここに持ってくることよりも、自分たちの自己紹介的なネタを、もう一度突っこんできたというのは、敗者復活戦からの決勝進出が、現時点でのレベルで非現実的な人たちとしては、それほど間違った戦略ではないかなと思いました。

ナイツとオードリーがショートネタブームで一皮剥けたのと対照的に、髭男爵は迷走しちゃったなあ。少なくとも、山田ルイ53世の上手いツッコミとか、M-1的な畳み掛けとか、誰も求めてないと思う。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

なんか髭男爵がいつもやっていたことを、今年はパプア。とマシンガンズにやられちゃいましたよね、正直今年の出来だったら、ひぐち君に勝者をエスコートする資格はなかったと思う。

イシバシハザマはいつもよりテンポよくて見ていてすごく気持ちよかった。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

･イシバシハザマ「おかしな話：医者」○おもろい。うれしいなあ。
敗者復活　実況 - いっきこんめ

今年の下四半期のお笑い界のトピックスとして、イシバシハザマの復活というのは、大きなトピックとして記しておくべき事項だと思っています。

おかしな話はフォーマットがとても良い。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

イシバシハザマの「おかしな話」は、他の凡百のショートコントとは違うと主張し続けた身としては、そういう評価は嬉しい。

・Wエンジン　女子大生とコンパ　３
「惚れてまうやろー」の漫才バージョン。コントのときと違ってツッコミが入れられるのはいいですね。
M-1グランプリ2008　敗者復活戦全ネタレビュー - 似非トーライ(ese - tori)

コントの女装演技でも思ったけど、Wエンジンはえとう窓口がビックリするぐらい達者で巧い。これだけボケのワードが強烈なのに、結構ツッコミ覚えてる。

東京ダイナマイトはオードリー並に大歓迎されていて驚いた。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

しっかし本当に新ネタ作らないなあ。なんなの？やる気ないの？
M-1グランプリ2008　敗者復活戦全ネタレビュー - 似非トーライ(ese - tori)

そうそう、僕も結構驚きましたね、「肉まん」のネタなんていう事だけで、もっとがっかり感が会場に広がるかと思ったんですが、なんか東京ダイナマイトは、千鳥やジャルジャルが大阪でそうなっていように、東京のお客さんに甘やかされているせいで、ダメになっているということを改めて感じてしまった。なんかラストだったし、強風にあの衣裳があおられている絵的に面白かったところとか、そういうのも相まってやけくそ気味に盛り上がってるのかと思ったら、なんか結構オードリーに対して、僅差で二位だったという噂を聞いたのですが、本当なのかなあ？いやこれが上がらなくて本当に良かったと思う。
ただ例年の敗者復活戦の二位を聞くと、二番目に受けていたというよりは、人気投票的に上位に入ったという名前が多いんですけどね、まあでもそういう人は二位で終わる。しかしこれで敗者復活戦が二位だった、という結果の噂が本当なら、ますます新ネタやらなくなりそうだよなあ。
ということで出演者のネタ感想はここまで、それ以外の話についての話題も、少し触れてみます。まずはM-1予選のお馴染みの三人についてです。

ちなみにはりけ〜んず前田のいつものトークは今回もすごかった。お笑いファンの視点での意見にになるが、前田が目を付けたのが他事務所の流れ星というのが、内輪受けになっていないしすごく和む。
M-1グランプリ2008敗者復活戦 - birdcageのブログ

はりけ〜んずと中田なおきは、吉本の身内弄りにならないように、凄い心がけてMCしているという印象はある、中田なおきは新喜劇勢のときは、少しだけ身内弄りのようなトークになるけれど、松竹や他事務所のキャラのある子を、なるべく弄ろうという姿勢がありますよね。

★てれびまにあ。:★「M-1グランプリ敗者復活戦」を全部見る

こちらでもはりけ〜んず前田登のコメントが、紹介されていますが、テキストで見ても充分に面白い。個人的にも、はりけ〜んずのMCは、「この日の優勝ははりけ〜んずだろう」と思うぐらい面白いときが多く、長丁場で休ませて貰えないのが、少しだけ疲れる印象があって、中田なおきの人柄でやってるようなMCの方が、M-1予選に向いてると思う。

ノンスモ菊池がじゃんけん大王に着替えてて、場内大盛り上がり。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦＠大井競馬場 - ココアフェス

前にも書いたけど、この為だけに着替え持ってきていた、ノンスモーキン菊池は、もっとみんな褒めてやってほしい（笑）。
あとYahoo!動画で配信されていた、インタビューについて、こんな感想が出ていました。

しかしまあトータルテンボスに限らず、裏手のインタビューにおいて吉本勢の他事務所いじりはひどい。極めて見苦しい。ふざけ半分で他事務所を弱小だなんだの言ってるけど、去年その弱小事務所出身のサンドウィッチマンに叩きのめされたのはどこの事務所だよと言いたい。
M-1グランプリ　敗者復活戦　できるだけ実況中継 - 地球にマンガがある限り！

Yahoo!動画の配信だと、トータルテンボスが司会進行をしていて、出番が終わった芸人にインタビューを、合間にしていたらしいのですが、一応フォローも入れていたトータルテンボスはともかく、ギャロップとジャルジャルが相当酷かったらしいですね、ただ僕はギャロップはともかく、ジャルジャルは二、三年前のM-1準決勝の日の「ヨシモト∞」でも、山中企画所属時代のデニッシュに対して、そういう弄り方をするノリの際に、度が過ぎた発言をして、MCだったブラマヨに本番中に叱られていたのに、同じようなことを繰り返しているのは、やっぱりジャルジャルはネタ以外させない方が良いのでは？という風に思ってしまいました。こういう悪い空気に乗っかってしまうことが、ジャルジャルはいつぞやの「ヨシモト∞」でR藤本を相手に、不快な仕切りしていたのとか見ていると、いまの吉本のジャルジャルにトークや仕切りをさせようとしているのは、やはり失敗何じゃないか？という風に思ってしまう。
大井競馬場だからこその敗者復活戦についての利点についても、触れておきましょうか。