上岡龍太郎のつぶやき

少し古いネタで申し訳ない、いやこれ消化して書きたかったんで、ずっと寝かせていたんですが、消化しきれなかったんで、もうそのまま出します。

吉本興業芸人 ぜんじろうによるブログ「ラフゼン」!: 若かりし日の師匠。。。

弟子についた時野外イベントに行った返り、
「今後、かわいさが俺には必要やな」
なんてつぶやいてた。

これぜんじろうが弟子入りしていた頃ということは、もうそれなのに関西のローカルタレントとしては、上岡龍太郎はオバチャン向けタレントとして、現在のやしきたかじん宮根誠司より、少し上ぐらいの地位を築いていたわけですよ、それなのに自分に足りないもの、自分がもうワンステップ上に上がるために、必要な要素というのを敏感に察知して、自分にそういうキャラクターを付けていく努力をしているというのは、凄いことですよ。
実際に上岡龍太郎はこの後で、関西の深夜番組で若者向け番組を次々にヒットさせて、東京でのブレイクにつなげていくわけです。上岡さんって、いまの若い人には分かんないかも知れないですが、漫才トリオを解散してから40代までは、どちらかというとオバチャン向けタレントで、完全に関西だけの人だったのが、40代の後半になってから関西で若者向け番組でヒットを連発して、50代に入ってから東京でブレイクした、という凄い経歴になるんですが、この辺の自己に対する探求心や分析力というのは、あのブレイクに繋がったんだなあと、やっぱりここまで自分を見つめていかないといけないんだなと、改めて思い知らされたエピソードでした。

引退―嫌われ者の美学引退―嫌われ者の美学
上岡龍太郎

松紳 裏松本紳助 米朝・上岡が語る昭和上方漫才 哲学 (幻冬舎文庫) 「松本」の「遺書」 (朝日文庫)

by G-Tools