ゲームショップにもお金が落ちる仕組みにしないといけない

やまなしなひび−Diary SIDE− 「新品を買えばゲーム会社にお金が入る」という固定概念を疑ってみる

これに少しだけ賛同したいのは、ゲームショップとかの小売店というのも、ゲーム業界を担う重要な要素じゃないですか、だけどゲームソフトが、小売店にとって利益率が低いというのは、もう十数年ずっと言われ続けていることです。昔は新品ソフトだけを扱っているゲームショップというのは、全国に沢山ありましたが、いまは電器屋や一部のCDショップの一角を除けば、中古コーナーも併設している店ばかりになった。
新品ソフトの販売という利益率の低い商売だけでは、どの小売店もやっていけなくなった、だから小売店にとって利益率の高い中古市場が、ゲームの小売市場というのを維持している、ユーザーが新品ばかり買うようになったら、小売店が潰れてしまって、ゲームソフトを売る場所が無くなってしまう、というようなことまで、少し頭に入れても良いのかもしない。まあ世間に出ている数字が、どこまで正確なのか分からないので、かなり推測の部分も多いんですが、例の中古訴訟の時も、ゲームメーカー側が「中古販売そのものが違法」という判決出た時に、焦ったことは覚えておいた方が、この件について考えるときには必要な気がしています。
ゲーム業界全体のために、お金を落とす相手は、ゲーム作ってる会社だけで良いのか? いまの新品ゲームソフト販売の仕組みだけだと、流通に特に小売りの現場に、お金が落ちないという問題は、セットで考えないと難しいでしょう。