明石家さんまは高難度の「古今東西」でトークの勉強をさせる

ロベルトノート:さんまメモ:六本木のホステスに

さんまさんがトークの練習として、大喜利の「古今東西」を、六本木のホステスにさせているという話ですが、お題の難易度が高い「古今東西」は、芸能関係のレッスンでよく使われていて、実際に劇団のワークショップとかでも、採用している所が多いぐらいです。
しかし大阪のお笑いライブは、勉強と称して大喜利などのコーナーをやっていますが、「古今東西」やってる所って見たこと無いですよね、まあでも例に挙げられている「怖そうで怖くないもの」というテーマで見ても、きちんとした判定が出来る司会役なんて、若手のライブでは望めないかも知れませんが、テレビでやるゲームコーナーや大喜利が面白いのは、三枝さん、さんまさん、浜田さんのような、厳しく仕切れて、視聴者に対しても納得させることが出来る裁定が出来るからで、凡庸な仕切役によって、「単に怖くないもの」や「それは本当に怖いだけだろう」ということでも、回答が面白ければ合格ということをされて、目の肥えたお客さんには興醒めする、舞台の上の人だけが楽しいゲームコーナーの「古今東西」になるのがオチでしょうね。
でもこの話は、「どうしても話さなければいけない状況で話すことが重要」という、さんまさんのトーク論にも通じますよね、咄嗟の一言の面白いボケではなく、正確な状況対応が出来るかどうか、ということを、いかにさんまさんが大切にしているかが分かる。

ロベルトノート:さんまメモ:キャラ付け

この「視聴者は画面が落ちつくことを望んでいる」という話も面白い。保守的でミーハーな一般視聴者のことを、さんまさんは流石に良く分かっている。「最近の若手はネタは面白いけど、フリートークが面白くない」という、さんまさんの言葉は、やはりみんなもっと真剣に受け止めるべきだ。

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