相撲は芸能か？

【断　大月隆寛】相撲は芸能でもある - MSN産経ニュース

まだ相撲界が「外国人力士が横綱になるのは、アリか？ナシか？」というレベルの話が、相撲界で話題になっていた頃に、相撲界を擁護するつもりで、当時色々な文化人が「相撲は着物や褌付けたり、髷結ったりと、スポーツというより伝統芸能に近い」と、相撲界を擁護する意味合いで言っても、その場に元・力士とか親方とかの相撲関係者がいたら、みんな烈火の如く擁護してくれた方に向けて怒っていたんだよなあ、存命だった頃の蔵馬が、それで顔を真っ赤にしてたのなんか忘れられない。
だからこの辺の「相撲は伝統行事、芸能文化」って考えてる人が、文化人とか財界の人とかに多くて、現場の人たちはスポーツだと思っている、その歪みというのが、例えば横綱審議委員会とか、現場の歪みといった不幸を生んでいる気がしてならない。少なくとも「相撲はスポーツというよりは、日本の伝統祭事であり、芸能寄りの文化である」というのは、大月先生も、他の文化人の人たちも、世間を黙らせるために言ってるつもりなんだろうけど、そういう文言に一番納得していないのは、実は相撲界の現場の人たちなんじゃないかなと、だから大月先生のこういう意見は、耳に入らない所か、相撲界の人たちが一番腹立つ声なんじゃないかな？ だから相撲界と言うよりは、相撲にコミットしている、周辺の人の方が、どうも時代遅れな事を言ってるように、角界の揉め事を見ていると思ってしまいます。

甦れ!大相撲熱血場所―十人十色の楽しみ方!スポーツ&伝統芸能&日本文化の大相撲! (TOEN MOOK (No.94)) by G-Tools