ついに選手にここまで言わせてしまった

痛いニュース(ノ∀`):イチロー、WBC監督問題に言及「本気で最強のチームをつくろうとしているとは思えない」「WBCを“(五輪の)リベンジの場”にされたら足並みそろわない」

基本的にチームスポーツにおいて、一選手が監督やチーム全体を超えた存在になることは、障害でしかないし、原則としてそれは許してはいけない。これはチームスポーツにおける、大原則としないといけない。特に日本は監督やチームに対する、選手の造反に対して甘いし、監督の命令やチームの方針に逆らって、結果を出すことを是とする風潮が、チームスポーツにおいてあることは、あまり良いことではない。ということは、とりあえず大前提です。
しかし例えばマラドーナなんて固有名詞を出さなくても、そういうことを超越する存在というのはいるし、選手が造反せざるを得ないような状況に、監督やチームが負のスパイラルに、填り込んでしまうという事はある。いまにも沈みそうな船の船員は、船から逃げ出すか、無策の船長を追い出して、自ら指揮を執って対処するかのどちらかしかない。
だから選手に造反されない、選手が監督を超えようとしない風にコントロールすることは、フロントや協会の責任です。日本の野球代表においては、そういった恒久的な組織は存在しないから、その度に行われる検討会議といった類のものが、大きな意味を持ってきます。そしてその場で動いたのが、ノムさんでした。

ノムさんWBC星野監督有力に疑問明かす - 野球ニュース : nikkansports.com

星野監督なら断る」という雰囲気は、一部の選手やチームに出ているにも関わらず、こういう動きになってしまっては、選手の造反が起きるのも止めを得ないでしょう。ただ問題は世論はこの場合、造反選手につく可能性が高いということ、選手が監督人事に口を出すという前例は、作るべきではないということは、イチローノムさんも分かっていることでしょう。それでも言わざるを得なくなった、という状況を作った連中の非を問いたいです。
だからこのイチローのコメントを、監督人事批判ではないという風に、コントロールしていくことが今後は大事、それが出来ないのなら、イチローがチームに参加することでの問題というのも出てしまう。ただそんな指導体制は期待できそうにないんですが、星野はノムさんが苦言を呈したことを理由に、退場するべきだった。