TBS「親孝行プレイ」を見て感じたこと

「親孝行プレイ(みうらじゅん原案) 」

あらびき団」の後で、テレビをつけっぱなしにしていたら、やっていたのを偶然見たのですが、安田顕要潤斎藤工の三人が、みうらじゅんの出したマニュアル本を原作に、シチュエーションコメディということですが、以前にうちの日記に、「芸人に演技力を身につけさせるなら劇団に入れればいいし、華のあるようにしたいなら整形すればいい」みたいな事を書き込みして、僕の主張を否定した人がいましたけど、そんな事するよりも演技力のあるイケメン俳優に、作家が台本書いて渡した方が早いということを、テレビ界の人間が気付いてしまってからでは遅いんですよ。
日本は言うても、映画やテレビ、芝居の脚本家とかが、そんなに活躍できる場所も多くないし、シチュエーションコメディのコント作家という需要が出たら、転向してくる人たちは絶対に沢山いるでしょうし、その中には本を書くための基礎訓練がされている人たちだろうし、その中には絶対に才能ある人も出てくる。
しかも昔と違って、いまはお笑いの地位が向上して、尊敬の気持ちを持って接している人も沢山いるから、本気でジャニーズとか、AKB48とか、元仮面ライダー俳優や、元ウルトラマン俳優が、真剣にお笑いに挑んでくるわけで、そうやって実際に「SMAP×SMAP」みたいな番組も生まれているし、芸人じゃない人間が、コントやっても寒いだけなんてことは決してないのは、いしのようこ松本典子、優香、田代まさし、桑野正義などを抜擢した、志村けんが証明している、欽ちゃんだって前川清細川たかしとコントをやっていたし、SMAPのように自分たちがメインでやる人たちも現れている。
よくスポーツやテレビゲーム業界の話をする時に、スポーツ業界の人は「ライバルはTVゲーム」といったり、テレビゲーム業界の人は「Jリーグやハリウッド」というように、お笑い芸人のライバルというのは、お笑い芸人やバラエティタレントだけではなくなっていて、ジャニーズやハリウッド相手に、お笑いでどう御していくか、という所まで来ているわけですよ、そこに負けないための事を考えようと、そのために芸人はもっと精進しないとダメ出し、精進する方向性も考えないといけない、ということを僕とかにづかさんは言ってるつもりなんですが、伝わらないよなあ(笑)。
なんか芸人もファンも、何らかの輪の中にいる人たちほど、そういうことに対して認識が甘いというか、もう見て見ぬふりしているのか、気付いてないのか、という風に思いますね、まあそういう輪からはみ出した人から順番に、覚醒していってるのを見るのも、また愉しいことではあるんですが。

親孝行プレイ 第1巻親孝行プレイ 第1巻
要潤, 安田顕, 斎藤工, マギー

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