『BSマンガ夜話』〜「よつばと!」の回を見ました

基本褒めの回としては、屈指の内容だったと思う、どうしてこの内容で、いしかわ、夏目、両氏が、このマンガのこと好きではないという風に、捉える人が あんなに多かったのか良く分からない。オタク的なのか、同世代的なのか分からないけど、自分たちの通じるような褒め方でしか、自分たちの好きな作品は、手放しでの絶賛しか許さないような、狭い感情を思えてしまう。
この番組でマンガ批評という殻を借りて、いしかわじゅん座長とその仲間達のトークライブということを分かっていない人が、いまだに多いんだなというのは、少し驚きでした。というかそういう認識って、広がってきていたはずだったのに、あの中断期間でそういうのが、また無くなってしまったよなあ。
いや本当に伊藤剛さんいなくて絶対に良かったよ。いたらサエキけんぞう氏や大林宣彦氏や鴻上尚史氏が、いしかわ先生と嫌な空気になったの再現されたでしょう。マンガ夜話って、個人のマンガ論や批評を拝聴する番組じゃなくて、役割分担がされたトークショー笑点大喜利のマンガ批評版として楽しむものだなあと、今回改めて思った次第です。前にも書いたけれど、だから山田五郎とかよゐことかポジショントーク出来るゲストは強い。伊藤剛よつばと論が聞きたかったという人は、他で聞けばいい。それは笑点大喜利ケンコバを入れて欲しいというようなものです。
というかマンガ夜話の、レギュラーメンバーの世代交代とか、メンバー変更も止める人がいるけれど、この番組ってもういまのレギュラーメンバー前提のシステムになっているでしょう。若いマンガ評論家の論を聞きたいのなら、その人たちで新しいものを立ち上げるべきでしょう。マンガ夜話に乗っかりたいとか、自分たちの好きな人を乗っからせたいと思うのは、いしかわ、夏目、大月、岡田の褌を借りてる行為にしか過ぎないでしょう。
いやでも、今回の「よつばと!」の回って、大絶賛モードだったと思うんだけど、それが伝わらないっていうのは、やっぱり不思議ですよね、まあ作者でも伝わらない人いるみたいだから、仕方ないのかも知れませんが、なんか伊集院光さんみたいな人の方が、やっぱり多いんですねえ。

よつばと! (1)よつばと! (1)
あずまきよひこ

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