手作りの生産牧場

小倉『DREAM競馬』での特集「中央の大舞台へ 九州産馬にかける想い」 - 座布団が行司にクリーンヒット

自分は本放送で見ていたけれど、サラブレッドの生産牧場を手作りでやっている感じが、凄く出ていた取材VTRでした。しかし九州に関しては、色々と大変な所もあるでしょうが、同規模でやっている北海道の牧場に比べたら、九州の馬産を盛り立てたい、残したいというタニマチ的な馬主やJRA調教師が、支えている部分で、まだこれでも恵まれている部分があるというのも、感じてしまいました。恵まれていても、しんどいことに代わりはないというのも、また事実ではありましょうが。

09年から外国人馬主がJRAに参入 - 座布団が行司にクリーンヒット

こういう見方は、生産者の人たちとかなり近い所にいるようになると、こういう感想になるのは分かるのですが、ブクマコメントでは食用の生産者の話が引かれていますが、他の業界で、もっと厳しい局面に立たされて、味方となる国や自治体の政策や、タニマチスポンサーにも恵まれていない市場も沢山あるわけですからね、これを「海外の馬主に市場を広げるチャンス」と思って欲しい、という風に外野が考えるのは、無理からぬ事だと思います。

新潟2歳Sを勝ったセイウンワンダー生産の筒井征文牧場 - 座布団が行司にクリーンヒット

ただ一方で、こういう大逆転のチャンスがあるのも、生産者の魅力な分けで、何とか活躍した馬の牝系や、牧場からは他の馬にも良い値が付く、というシステムは確立して欲しい所です。別に「ハイリスク・ハイリターン」を求めろとは思わないけれど、きちんとしたリターンが用意されている所に、それに見合ったベットを賭ける、健全な競争社会があってほしいと思う、いまは一部の勝ち組生産者以外は、「ハイリスク、ローもしくはミドルリターン」ぐらいの状況になっているのは、是正されるようにはなって欲しいです。