「爆笑レッドカーペット」7月30日放送分

ザ・パンチ、はんにゃがインパクトの強いネタをやった後で、巧いんだろうけど地味なソラシドはキツかったなあ、また直前のはんにゃとネタも被っていて、レッドカーペットってどのネタやるとか、もちろんスタッフは分かっているんだろうけど、ネタ順とか出す日とか、考えなかったのかなあ? 渡辺直美とTKO木下のコラボは何と言っていいんでしょうか(笑)、もうとにかく卑怯、とにかく顔芸も突き抜ければ、ここまで凄いことになるということでしょう。「悪ふざけもいいとこじゃないですか」という今ちゃんコメントが全てです(笑)。
ダブルダッチは、この前の27時間テレビでもそうでしたが、ネタがベタでオーソドックスで、繰り返し一つのギャグをとにかく一辺倒というラジバンダリは、明石家さんまが大好きなタイプの芸だなあと、改めて今回も思いました、いまの吉本からは出てこれないタイプです。ストリークはすっかり安定、野球ネタとかやっていたら、客層が狭まるなんて的外れな声も、もういい加減聞こえなくなりました。
そしてパンクブーブーから、おしどり、くまだまさし、という完全に寄席というか演芸場の空気となっていたブロックも素晴らしかった。おしどりはにづかさんも書いているけれど、いまの東京のネタ番組とかバラエティの流れに合っているんですよね、ただイマイチ吉本からの後押しの序列が、後ろの方にいるようというか、営業要員になっているようですが、東京のバラエティやネタ番組の流れにマッチしている芸だと思うので、是非ともこの番組には、今後定着して貰いたいです。
ロッチのオチの“拍手”は、横山ひろし師匠のスーツ芸ですね(笑)。ロッチと5GAPのベタなコントの間に挟まって、演奏をするこまつという並びで、ここもやっぱり寄席っぽい、なんか今日は寄席っぽいというのがコンセプトだったんでしょうか?(笑)
なだぎ武の水谷豊というか、ディランで右京さんやってるだけというか(笑)、いやもう何というか全てが卑怯すぎて、反則過ぎて、もうたまらないほど最低で、くだらなくて、素晴らしかったですねえ(笑)。この後のカナリアが考えて作ったであろうネタで中笑い、というのと比べるとカナリアが不憫でならない。あーなだぎさんはスゲエわ(笑)。しかしカナリアは中笑いだったけど良かったと思います、なんか被せるタイミングや並びが、同じようなネタしている中山功太より巧い。あとはんにゃは最初に出た時も、カムバックでもそうだったけれど、ボケのキャラを鮮明に出すようなネタになっていて、だいぶ安心して心強い感じで見てられるようになってきた。
しかし今回は柳原可奈子が凄かった。二本とも演技力抜群なのはもちろんですが、ネタがきちんと取材して作っている、自分の頭の中だけでこねくり回して作っていない、だから確かにデパートの店員とかショップの店員といったネタは、ある種の層には「あるあるネタ」として捉えられることもあるし、デパートの化粧品売り場やショップとかに縁がない男でも、「こういう人いるんだろうな」とか「それっぽい」と思わせるだけの力が柳原にあるのは、決して独りよがりに自分のやりたいことやっていれば気持ちいい、というようなスタイルの芸人では彼女がないからで、しっかり現実を取材してネタ作っている姿勢が伺える所は、僕はもっともっと高く評価されるべきだと思うのです。いやはっきりいって、いま数いる女芸人の中で、柳原はネタの質、本人の技量共にずば抜けて高いところにいると思うんですけどねえ、どうして玄人筋や芸人内評価が、いまだに友近の方が高いのか、自分にはさっぱり理解が出来ない(笑)。
レッドカーペット賞は本日の流れだと5GAPになるでしょうねえ、ホワイト赤マンは、バナナマンの日村にも似てるし、中川家の礼二にも似ている。