宇治原のライバル芸人を仕立ててくるのはまだ早い

「Qさま!!」と「熱血！平成教育学院」の一番明らかに違う所って、ロザン宇治原の扱いだと思うんですよね、あの「Qさま!!」を筆頭に東京の朝日系の番組が、ストレートに宇治原を勉強出来る子として、上手く立ててくれているのに対して、「平成教育学院」の方は、大阪の番組のように「所詮おまえは頭良いだけのヘタレ芸人」みたいな扱い方なんですよね、でも宇治原に対する世間の評価って、確実に「Qさま!!」の方の扱いの方がしっくり来るようになっている。

中高生が選ぶ“知的男性No.1”は、ロザンの「宇治原史規」英会話特集-英会話・英語・資格のオリコンランキング

こういう評価が確立しつつある時期に、宇治原のライバルとして、わざわざ無名の新人で東大卒芸人を仕立ててくるというのは、あまりにも早すぎると思う、ここで出てくるのは悪いけど宇治原にも、相手の子にとっても良い事なんて全く無いでしょう。こんなに早く仕立ててくるのは、共倒れの危険性もあるし、やっぱりこれは新人の方にあまりにもリスクが高い。
「平成教育学院」の宇治原の扱い方って、おそらくビートたけしがあの場にいたら、劇団ひとりにしても、水道橋博士にしても、井戸田にしても、たけしにやらされているという感が出るから、それなりに笑いとして成立する可能性はあるんですよね、でもユースケとアヤパンではそれは成立しない。特にこの番組では高島彩が、宇治原に一番きついこと言っていますが、あれって今のフジテレビのバラエティの全体的な傾向としてある、「女子アナが芸能人ぶって調子に乗っている」ということのセルフパロディをやりたがっている一例なんですよね、他にも同様の番組はフジテレビのCSの「アイドリング!!!」の森本アナとか、「めざましテレビ Presents 中野美奈子の広人苑」とかがそうですが、いまフジはかなり意図的に、「女子アナが調子に乗っています」みたいなことを、ネタのつもりでワザとやっていると思うんですが、はっきりいってあんまり巧くいっていないと思うし、こういう所が座万さんあたりが、最近いちいちフジテレビの女子アナに怒っているところの、大きな要因だと思うのですが、あんまり良くない流れだと思うし、それこそこういうのを面白がるというか、こういうのを面白いという事にしようというのが、非常に「めちゃイケ」的だなあと思うわけです。
だっていまの「平成教育」の宇治原弄りって、「めちゃイケ」における有野弄りにそっくりじゃないですか？信頼感が弄っている方の演者にないぶんだけ、宇治原弄りの方がいやらしさが、有野弄りのいやらしさよりも残ってしまうんですよね、ピーマン弄りとかあんまり面白くないでしょう？ロザンでM-1決勝残れてたらなあ、大分違っていたんでしょうが、最後の二年はチャンスだったんだけどねえ。