「一瞬で笑えるネタ祭爆笑レッドカーペット3時間満点大笑いSP」6月25日放送分

昨日は途中で寝てしまったので、今日改めて最初から見ましたが、フットボールアワーは古いネタでしたけど、テレビ向きの番組を巧く持ってこれるようになってきて、これまでフットボールアワーのことをあまり良く思っていなかった人にも、面白いという評判が多いようで、素直に良かったなあと思うだけですよ(笑)。
あとバカリズムのこのネタは素晴らしいですね、まだ出来上がっていなかったのかも知れないけれど、今年のR-1でやって欲しかったですよ、今田さんは「CDにしてほしい」と言っていたけど、5分とか10分とかで聞きたいネタですね、長くやれば麻薬性の高いネタのように思える。
ザ・パンチは「死ねよ」「死んで〜」という台詞が、おそらくテレビ的にNGで使わなくなってから、それを表すための表現が更に磨かれて余計に面白くなりましたね、表現に対する規制は必ずしもつまらなくするだけでないことを、ザ・パンチの充実は示してくれています。

オードリーとNON STYLE - おわライター疾走

この二組は本来この番組向きではないと思うんですが、オードリーは現在のネタ番組での勢いを持って来れているし、NON STYLEは石田の策士っぷりが出ていて、前回出演時みたいに外したこともあるけれど、いきなり井上のイキリキャラでは伝わらないことを敏感に察知すると、それは一旦おいといて石田の動きやウザイキャラを前面に出していくという、まず石田でNON STYLEを認知して貰ってから、井上で勝負をするという大阪でやった事と、同じ流れを東京でもやろうとしている戦術眼が見事です。
実際に石田のキャラが浸透しないで、井上のイキリキャラのネタをやっても、「どうしてあの白い子はあんなに過剰なの?」という所が気になって、井上のキャラクターにまで見ている人の気が回らない。だから石田のキャラクターが浸透するまで、井上のイキリキャラを出さないのは正解でしょう。
大阪の芸人が東京に行くと、いま現在進行形で大阪で受けていることを、東京でもやろうとする人たちが多いけど、いまそのネタやキャラが地元では受けているのは、大阪では知名度やキャラクターの積み重ねが完成したからということがあって、だから大阪の芸人が東京に行くときは、現在進行形でやっているネタではなくて、大阪で有名になるきっかけになったネタをするのが、一番正しいことだと思う、だってそれは知名度やキャラの浸透がなくても受けるネタであり、キャラクターを浸透させたり、名前を上げることが出来るネタということです。
だから東京のテレビではとりあえず井上のイキリはおいといて、石田のキャラクターを一から理解して貰うネタをやっているのは、大正解だと思うし、こういう判断を早い段階で気付いて出来るNON STYLEは、やっぱりただ者じゃないと思います。
とりあえず大阪の芸人が東京の番組に出るときは、自分たちが一番最初に評価されたネタを、とりあえずやっておけ、という風に考えて、間違いはないと思います。現在の推しネタではなく、古いネタで良いから代表作を出してこいと。
でもフットボールアワーでも、それに気付くのにこんな時間かかったのに、東京に住みだして一ヶ月とか二ヶ月ぐらいの段階で、これに気付くノンスタは、やっぱりセルフプロデュースが達者という、吉本で芸人が売れるために一番重要な要素を備えている。
しかしオードリーとNON STYLEを去年の段階で、M-1決勝に抜擢出来なかった審査員は本当にダメだと思う。この結果を去年の末の段階で、予測出来ずに新星としてM-1に送り出せなかったのは、別にM-1グランプリに限らず、若手や新人の番組のスタッフとして情けないことだと思う、ある意味で若手や新人芸人のオーディションやコンテストというのは、選ぶ側の「こいつらは今後ブレイクする」という予想披露という側面もあるわけで、そういう意味で決勝の審査はともかく、準決勝の審査のここ数年の外し方は、やっぱり問題だと改めて思います。

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