松竹芸能の新しい演芸の常小屋

B1角座が5月で閉鎖が決まって、新しい小屋を探していた松竹芸能ですが、結局は松竹芸能が既に歌謡興行を行っている「通天閣歌謡劇場」への寄席興行の移転ということになりましたが、これで土日興行から追いやられる、歌謡劇場の歌手の人たちは大激怒という当たり前の展開へ。

デイリースポーツonline/松竹芸能「B1角座」閉館で通天閣に拠点/芸能社会速報

叶れい子の「つぶれるのを待つ感じで、ヘタしたら演芸と共倒れになる」というコメントは直球で真理を突きすぎているようにも思える、労力が大きい替わりにリターンが少ない小劇場での興行、かつてはなんばグランド花月より大きな箱でやつていた、往年の松竹芸能を知っているような上層部にはやる気が持てなくても当然なのかもしれないけど、新しい代替地を定められなかった件も、「通天閣歌謡劇場」の歌手たちを怒り泣かせている自体も、あまりにも後手後手で最善の結果を選択したとは言えない展開、それでもある程度理解を示して折衷案まで出してきた歌手の皆さんの思いを無にしては行けない。下手したらこれマジで共倒れだよ?
新世界に演芸の興行というのは悪くないんだけどなあ、やり方があまりにも過ぎるし、「誠魂」が大入り満員になったり、とんねるずのモノマネやレッドカーペットで松竹のピン芸人が活躍していたり、決して松竹は客を呼べないわけでもない芸人さんは沢山いるのに、このような状況が続くのは寂しすぎる。
それにこのライブは明らかに、昼寄席の代替となる興行みたいだけど、ナイトライブの若手はどうなるんだろう? チョップリンなすなかにし、のろし、ヒカリゴケは東京行くみたいだから、客を呼べる人がほとんど残らない事になるわけだけど、だからといってワッハでインディーズライブに紛れてやっていくんだろうか?