「ソードワールドRPG」1.0時代にド派手な幕
『猫の手超人王、激闘! ソード・ワールドRPGリプレイ集xS』(清松みゆき、グループSNE/富士見書房)
何日か前から電車や待ち時間に少しずつ見ていましたが、ようやく読了させて頂きました。このリプレイを最後に従来の「ソードワールド」の展開は終了で、今後は来週発売される『ソードワールド2.0』の展開とサポートが始まる訳で、既に秋田みやびによる2.0を元にした新リプレイシリーズも準備されているわけで、非常に楽しみなわけですが、長年このシリーズに付き合ってきた身としては、この最後を感慨深いと言うよりは、単純に楽しませて貰いました。
とにかく清松先生のリプレイシリーズ、一作につき一人のペースでPCを殺してしまうという法則が見事に守られたわけですが(苦笑)、まあでも今回は一番清松先生に責任がない形だったと思うし、歴代のリプレイシリーズの中で一番綺麗な形で終われたんではないでしょうか、まあ一人のキャラには最後いろいろあったけど、無事なハッピーエンドといえる終わり方って、清松先生のリプレイシリーズでは初めてじゃないですか?(笑)
猫の手超人王、激闘! ソード・ワールドRPGリプレイ集xS/清松みゆき・グループSNE - 猫は勘定にいれません
僕はどちらかというと、「Waltzシリーズ」の最後二巻の展開の方が、ストーリー的にもキャラ的にも正直グダグダになっていたのを、力業の恋愛設定で、無理矢理感動物に仕上げた感が強くあって、僕はあんまり前巻に不満がなかったので、というか「Waltzシリーズ」があまりにもソードワールドのリプレイらしくない展開になっていた所もあって、全巻の内容にはホッとさせられたんですよねえ、というかこの本はPCが被っているという所もあるんでしょうが、少し「Waltz」に引きずられているような所もあったように気がします(笑)。
猫の手超人王、激闘! (富士見ドラゴンブック 6-78 ソード・ワールドRPGリプレイ集xS) 清松みゆき グループSNE by G-Tools |