一夜明けたら状況が二転三転して一変してました

とりあえずミクシィは火消しの為に、「無断で本にしたりという意ではない」と発表したけど、その為な今回のような規約変更でなくても良いということ、そしていまのミクシィの運営は「私たちを信用してください」で良いかも知れないけど、公開企業であるミクシィがいつ誰のものになるかわからない、経営者や運営者が総替わりしてということだってあるんだからという、真っ当な指摘が続きまくってついに規約変更を訂正という所まで早かったなあ(笑)。

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今更一つ一つの記事にリンク貼るのも面倒なので、ブクマタグにリンクします。ただこの三つだけ感想付きで紹介します。

mixiの規約変更問題について過去の類似事例から考えてみる - 空気を読まない中杜カズサ

度々起こる類似事件について、どうして同業他者の他の揉め事を検証しない、参考にしていないのだ? という指摘は沢山他にも出ていますが、なるべく商売っ気の強い規約とかは、サービス立ち上げの段階から織り込んでおくべきなんでしょう。そしてこういう規約の文言のトラブルについては、興味深い指摘がこちらでありました。

クロノス・クラウン - 記事 - mixiの 「利用規約改定」について

個人的な印象としては、mixiの新しい利用規約の文章は、コピペで作った文章だなという印象です。

まあ、どちらにせよ、契約書の作り方に工夫がないというか、仕事をしていないなあというのが正直な感想です。

とありますが、別の所で今回のMixiの新しい規約について、「B to B」の契約書の内容を元にして作ったのでは? という指摘がありました、確かにこの手の著作権関係の譲渡関係は、こういう契約書になることが多いですが、そう言われてみれば、ライブドアにしても、はてなにしても、モクシィにしても、元々は受託制作の業者としてメインの収入を得ていた会社だったのが、コンシューマー向けのサービスを始めた時、そしてそちらの事業の方の比重が大きくなった時に、「B to C」のビジネスの常識に、頭もシステムも切り換えられていないというのが、この手の揉め事が色んな会社やサービスで連続して続いている要因ではないか? という気はしてきました。考えてみたら今の大手のウェブ系のサービス提供会社って、最初から「B to C」だけで立ち上がった会社って、もの凄く少なくて、大なり小なりこういう揉め事が起きているのは、ビジネス間の取引から、コンシューマー相手の取引に業態が変わっても、商慣習や常識、そしてこのような利用規約を「B to B」で確立されたノウハウをそのまま適用してしまうシステム的な面を変えられないということは、大きいなと考えますし、こう考えていくと、特にはてなミクシィのユーザーから出る、ユーザーサポートに対する不満の多さというのも、同時に説明できるように思いました。

「使用」を主張して「格納」を理由とするミクシイ - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

ほぼ完璧と言っていい正論なわけですが、特に4番ははてなに対しても、ミクシィに対しても「無料」や「有料会員でも月々2、300円」ということで、多くを望むべきではないとか、「不満があるのなら辞めればいい」と運営者を擁護する人がある一定数いる訳ですが、そういうことも含めて4番は大事だろうなと改めて思うことです。そうやってユーザーが離れていったら、困るのはシステム運営者であり、そのシステムを使っている他のユーザーに何らかの形で返ってきてしまう。
僕個人としては、自分の文章や写真がミクシィが商売の為に使うなんて事はあり得ないとは思っているけど、自分のマイミクやら何やらには、そいう価値のある人が沢山いたから、これをきっかけに多くの知り合いがミクシィから撤退、活動縮小されるだろうなあ、残念ですねと思うぐらいではありました。