我那覇「汚名背負うのはつらい」…仲裁合意を希望 : スポーツ報知

那覇の涙の意思表示を受けて、協会側も「我那覇本人の申し立てがあれば再検討」みたいなこと言い出しているようなんですが、これって要するにサッカー界の身内である我那覇の心情は慮る気持ちはあるけど、サッカー界の身内ではない医師の心情や名誉なんて知らないよ、ということを現しているんですよね、もう日本のスポーツ界の体育会系的な部分の、数ある大きな問題の一つ「身内」の利益しか考えない、という日本スポーツ界の体質が色濃く出ている事件になってしまった。
サッカー界はJリーグ創設から2002年ぐらいまでは、それに反するような事件や事例も沢山あったし、実態が本当にそうだったかは別にしても、そういう日本の悪しき体育会系文化の部分を排除しようとしていて、その中でもこの辺の「身内の利益最優先」的なものは、徐々に無くしていこうというのはポーズだけでもあったと思っています。しかしそういうのがどんどん決壊していって、ポーズすら取らないで露骨に「サッカー選手の抗議には反応する」「自分の母校に便宜を図る」「OBがフロントに多くいるクラブには甘い」「元の勤め先に甘い」といったものが、どんどん露出しているのは、いま目立っている川淵会長とかチェアマンや専務理事、強化委員といった人たち言動や行動より、ホディーブローのように効いてこないか心配になっています。