アジアカップが終了、優勝はイラク、そして日本代表総括

【後藤健生コラム】vol.56 イラクに平和を! : J SPORTS

一番相応しいチームが勝ったように僕は思います。BS無いから生では見れないけど、スカパー!の方でやる録画放送が楽しみ、イラクは相当組織的で良いサッカーしていたようで愉しみ。
オシムジャパンに関してはトルシエジーコアジアカップと比較していうのは、あまりにも卑怯でしょう。チームの期間が違うんだしと思っていたら、こちらの方々が分かりやすくまとめていた。

理想の敗北 日々是亜洲杯2007 : スポーツナビ

これで終わりみたいな事を書いたり喋っている人か多いけど、むしろこれからが始まりという印象を強く僕は持っています。だからカメルーン戦のメンバーは結構楽しみ、アジアカップ選ばれたけど、ほとんど出ていない人たちや、事前の合宿だけの招集の人たちが主力になっているだろうし、新顔もどういう面子なのか愉しみで仕方ない、何度も書いているけど、鈴木規とか選ばれたら良いなあと強く思います。
しかし韓国も怪我人あったとはいえメンバー落としていたし、サウジは組織もなにもないチームだったように、ワールドカップの翌年にアジアカップという日程は、今後ワールドカップに出たチームは概ね今年のサウジや韓国、日本のようにチーム作り途中みたいなチームで挑むことになりそうで、ワールドカップ常連チームにとってはプライオリティが下がるかも知れない。
次はカタールの中東開催ということで、1月開催なんて話も出てますしね。欧州組は確実に選ばれないでしょう。ましてそれが2011年の1月というのなら、ワールドカップからたった半年の時間しかないわけで、ワールドカップを率いた監督がそのまま続投するならともかく、ワールドカップで監督交代ということになったら、アジアカップをどう位置付けるかは相当に難しいことになりそうです。ベストとしては2011年1月までオシムにやって貰うということですが、ベターなのはアジアカップまで日本人の暫定監督を置いて、アジアカップ後に2014年に向けたチーム作りをする監督にシフトするということでしょうが、それがアジアカップを本気で取りに行ける態勢なのかは分かんない。アジアカップの本大会の日程問題というのは、いまはまだそんなに騒がれていないけど(むしろ予選免除のシードの話があったので、そっちにみんな目がいってますが)、今後かなり大きな問題になりそうに思います。

主張すべきはオシム解任でも千葉勢排除でもなく、若手登用 : Nereide Design Blog

ガゼッタさんが昨日書かなかったことのいくつかは、ここに含まれている部分はあると思います。とりあえず僕は中村俊輔のチームでいけるかという実験をして、効果的な結果が得られなかったということ、そしてジーコジャパンの遺産的な選手の中で、誰が使えて誰が使えないかの、まさしく見極めになった大会といえると思います。
「半分ぐらいは「わざと」だろ」というのは、言い得て妙で、「わざと」ではもちろんないんだけど、こうなっても次の手にもっていけるから結果オーライには出来るという考えはあってだと思う。敗退行為とまでは言えないけど、こうなったときの次の一手は既に想定しているとは思います。
もう少し見極めについて言うと、これで負の遺産は完全に支払いが済んだかなとも思っています。しかし中村直志鈴木慎吾村井慎二、そして羽生直剛が前監督時代に10キャップぐらいの経験を与えて貰っていたらという思いには、どうしても今大会中に思い至ることは多かったです。播戸、我那覇闘莉王の不在と同じぐらい本来前監督時代にもっと経験を積ませておくべきだった人材の顔が浮かびました。

相対でしかモノを考えられないのは、ジャーナリストとして情けない。 : 廻る。日々

最後の結論に書かれている通りで、今までのオシムジャパンというのは、貯金ではなく借金を返済する時期であった、ということは忘れてはいけないことだと思います。結局アジアカップまでかかったということですよ、ようやっとスタートラインに日本代表は戻ることが出来た。

THE 総括(鈴木克馬風に) : パタヤビーチで100円払うBLOG

だから松木安太郎とか、エモやんとか、オヅラさんとかもそうだし、上のリンクにある某女史とかもそうだけど、この発言がどうやったら、こんな記事になるんだという手合いは間違いなくサッカーの敵であって、そういう手合いからどう僕たちの代表を守るかと言うことだと思います。

アジアカップ 日本 VS 韓国 : タケルンバ卿日記

課題が明確なオシムジャパンと、課題が不明瞭だったジーコジャパンの差というのは、かなり分かりやすい比較になっていると思います。
最近のジーコ叩きの非論理的な意見を聞かされまくって、ますますオシム擁護に傾いたというのは、僕もかなり近いです(笑)。ジーコの時もあそこまで嫌っていたのは、きっとあまりにも非論理的な擁護が、メディアに飛び交いまくっていたからというのは、絶対に自分はあったしね、あと無粋な「日本人監督論」というのもはね除けないといけない敵ですよね、僕は西野監督や岡田監督にはチャンスがあっても良いと思うけど、その為にはJリーグよりレベルが低いリーグでも良いから、海外で監督経験があるというのは、絶対条件にさせて欲しい。