アドマイヤムーン、ゴドルフィンへの売却合意 : netkeiba.com
アドマイヤムーンのドバイ移籍が基本合意へ : ラジオNIKKEI 競馬実況HP
40億円でアドマイヤムーンが近藤オーナーからゴドルフィンへの売却が正式に決定、ということで宿題にすると約束していた、この40億円というとの引き価格の妥当性についてですが、こんなもん近藤オーナーも、シェアの一部を持っていると言われている吉田勝巳にしても大儲けでしょう。
アドマイヤムーンは、近藤オーナーがこのまま所有していた場合、年内で引退させていたと発言していますが、この後で天皇賞、香港カップを連勝、間にマイルCSを挟んだり、秋天の前に欧州遠征とかしたとして、秋シーズンにG1を二つから三つ加えたとしても、日本国内でアドマイヤムーンに40億円規模のシンジケートが組まれるでしょうか? エンドスウィープの後継種牡馬というのが、競馬ファンが考えるほど馬産地の人が魅力的に考えるかというと、僕は大きく疑問を持っています。アドマイヤムーンが秋天と香港カップを勝って引退、日本で種牡馬入りしたとしても初年度の種付け料はダイワメジャーより少し下ぐらいじゃないですか? 初年度種付け料は200万から300万円ぐらいが、良い所じゃないかと考えます。ましてや母父サンデーサイレンスでフォーティナイナーまで入っているという血統は、かなり繁殖を選ぶことになるでしょうから、社台としてもこの種牡馬はそんなに重宝するタイプでもないんじゃない? 今後G1を積み重ねることがあっても、シンボリクリスエスやアグネスデジタルを上回る人気が、産駒が走り出して活躍する前からあることはないように思います。
だから僕は日本の馬産家が、ファンや一部のマスコミの人が思っているほど、この馬を種牡馬として惜しむとは、あまり思えないでいます。40億円もの値で売りつけられたのは、日本競馬の儲けと考えたらいいと思いますし、結構根こそぎ日本に持ってきてしまった感のある、フォーティナイナーの後継を海外に還流することが出来て、良かったなあとも思っています。
いや絶対に40億円は高過ぎだって(笑)、ゴドルフィンにはこの馬そのもの以上の価値を、この取引には込めていそうだからこそ付いた値段というのは、絶対に考慮しないといけないでしょうね、近藤オーナーの依頼通りに、この馬があの青い勝負服で天皇賞を走ることになれば、日本競馬に与えるインパクトは40億円の元が一気に取れるような反応を起こす可能性は、大いにあると考えられます。
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