武豊がダービー直前にアドマイヤオーラから降ろされるの衝撃
ダービーはタスカータソルテに騎乗します : 武豊オフィシャルホームページ
今朝のスポニチで、「アドマイヤオーラに武豊が騎乗しないのでは?」という報道がされていましたが、武豊騎手本人の日記で降板について、はっきりとクビになった旨を書いていました。武豊がG1を直前にしてクビになるということは、若手騎手の頃からほとんど無かったことであり、競馬ファンやマスコミに衝撃的に迎えられるのも当然のことでしょう、武豊騎手の公式サイトは一時期アクセスが出来なくなっていたことからも、その衝撃が分かります。
しかし今までの武豊騎手は、他の騎手なら即降板につながっても不思議でない騎乗をしても、降板に至るようなことはなかった中で、オーナーが騎乗っぷりに不満を持った以上、武豊であっても降ろされることがあるというのは、健全な状態になったとは言えると思います。
しかしアドマイヤのオーナーと武豊のこれまでの蜜月や、噂されているようなアドマイヤの近藤オーナーの武豊に対する主戦騎手としての要求(ディープインパクトよりアドマイヤムーンを優先することを求めたという噂話もありましたね)の高さを考えると、このタイミングでの降板を知らせるというのが、上品ではないことは確かだけど、近藤オーナーのこれまでの発言等の性質を考えれば、この結果は約束されていたことのようにも思えます。それはアドマイヤの新主戦騎手に、今後岩田騎手が収まったとしても同様のことでしょう。こんな事なら武豊はアイポッパーの春の天皇賞の先約を断って、香港に行くんじゃなかったですね。
しかし今回のことについては、これまで武豊スターシステムを支えるのが競馬界の為と行動してきた社台ファーム、いや吉田ファミリーが、一番苦々しく思ってんじゃないかなあ。
個人的には、これはアドマイヤオーラもタスカータソルテにも、印を一つあげても良いのではと思うプラス材料だと思います。しかしビワハイジって大好きな牝馬だったのに、サンデー系の種牡馬を付けられて、アドマイヤのオーナーが買うというのが定着していて、産駒がちっとも応援したい気持ちになれないのが寂しいです。
しかし武豊の日記の文章は、今年の不振を自ら自覚したあたりから、人間味がある面白い内容になっていますが、今回の悔しさが滲み出ている文章は、深読みも出来るし、武豊の“笑顔の鉄仮面”が崩れていて良い感じです。こんな感じでやってくれたら、武豊は違う人気を更に獲得出来ると思う。