『輝け!へっぽこ冒険譚 (1)』（秋田みやび/富士見書房）

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輝け!へっぽこ冒険譚〈1〉―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫)

輝け!へっぽこ冒険譚〈1〉―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫)

読みました、これまでに一部の短編集で出ていたへっぽこ結成以前の個人の話やリプレイの第1章、いやもしかしたら第0章に続くエピソードが収録されています。リプレイの設定変更点も思った以上に少なく、またこれまでの小説に比べてもリプレイのキャラクターとの違いがないし、秋田先生の文章力も飛躍的に向上されていて、ファンとして楽しい一冊でした。どうもコミックにしても小説にしても、リプレイ以外の作品だと、微妙にヒースとイリーナの関係性を“（実際にそうではないとはいえ）兄妹”というより、“幼なじみの男女”という面を出す人が多いのは気になっていたので、こういう微妙な人間関係を描けているのは良いなあと思いました。イリーナ初恋の相手の再登場はあるのかなあ……、ただ秋田さんが書いちゃうと、山本先生と違って、イリーナが涙ながらに倒しちゃうなんて話になっちゃいそうなのが怖いです（笑）。