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新庄剛志がヒーローインタビューで引退を発表した。

10年前の引退宣言とこの引退宣言は決して一緒にしてはいけない、何故ならあれはチームやマスコミに対するものだった、しかし今度はファンに対して言ったこと、その違いは本人が一番分かってることでしょう。新庄剛志はそういう漢です。
しかし何が凄いとは、このタイミングでの引退発表、今シーズンでの引退自体は大方の予想通りだったとはいえ、このタイミング、そしてあのハレの場での発表というのは、完全に自ら“客寄せパンダ”であることを自認していて、またそれを自分の役目として自覚し、役割以上のことをやろうとしている、自ら進んで札幌ドームにお客さんを集めるための存在と位置づけているその姿勢は、言葉では言い表せないほどの感動と尊敬の思いがあります。
シーズン終盤ではなく、何故このタイミングなのか、ファイターズに北海道に彼が何を残したいと思っているのか、少なくとも言えることは今年が新庄剛志のシーズンであるということです。
なにもこのタイミングでという声が多いですが、このタイミングが重要だったんですよ、それが計算なのか嗅覚なのか分かりませんが、自分がどう動けばどういう影響が起こるか全て分かっている、凄い人です。