「ルイ16世は誇り高く死んだ」死刑執行人の手記が競売に

まあ後世の為政者が名誉回復をする必要性がなかった人に関しては、悪者にした方が都合いい人達にとってとにかく書かれたい放題になりがちですから、そもそも元々の悪評を信じてあげる必要もなかったわけですが、でもオーストリアとかでのマリー・アントワネットの評価とかはどうなっているのかは、もっと知りたい気もします。
日本でも織田信長なんかは江戸時代にかなり非道・残虐というパブリックイメージを色々と付け足されているし、中国なんかでも後の王朝が自らの正当性を誇示するために過去の王朝を利用した際に、イメージの塗り替えがされていくわけですが、そういう流れから外れていると書かれたい放題で今に至っている、董卓とかもそうですが、その治世は晋代に至るまで懐かしがられたという袁紹なんかも矮小なイメージだけが浸透しているのは、後世に再評価することで得をする人が少なかったから再評価されないままになっているということなんでしょうね。
(Excite世界びっくりニュース)