『おおきく振りかぶって (6)』(ひぐちアサ/講談社)

5巻は単行本一冊かけて3回オモテまでしか進みませんでしたが、今回も6巻終わって7回のオモテ終了と、一試合が終わるまでに必要なページ数が『アストロ球団』に匹敵しています。意味合いは全く違うんですが、ここまで高校野球のディテール完璧な上に、監督や捕手の配給とか采配について、ここまで時間かけてやったらそりゃこのぐらいかかりますよね、野球ファンはこんな作品が出て本当に幸せだと思いますよ。サッカーの『ORANGE』と共に、近年野球マンガとサッカーマンガはそのスポーツを代表するマンガが完璧に入れ替わりましたね、惜しむべきはどっちも掲載誌がややマイナーと完璧にマイナーなことか……、いやでも野球ファンとサッカーファンでこの両マンガ知らない人は不幸とまでは言わないけど、少し損していると思います。