日本橋は大阪のアキバというけれど

元々違うでしょうねえ、そもそもの街の規模が違うとか、主要な電車の路線が最寄り駅ではないとか、色々と事情はあるにしても、やっぱりそもそも街自体が秋葉原と違って、オタクとか電気街とか関係なく縮小していた街という事情もありますし、最近あの辺でライブハウスや劇場を探し歩いている事情もあって、何年か振りに日本橋を出歩くようになったんですが、もはや電気街ともオタクの街とも言い難いですよね、僕が何年か前によくこの界隈をウロウロしていた頃は、電子楽器やCDショップ、中古レコード店の隆盛が強くて、「電気街やオタクの街というより、音楽やってる人の街」という印象を持っていたんですが、なんかそういう定義も出来ないぐらいに、色んなものが混在している街になっていると思います。
そもそも難波と天王寺の中間、もっと言うと千日前と新世界なんていう二大魔界のような街と街の間にある通りが、おとなしく電気街とかオタク街とかの特性に甘んじる方がおかしいし、大体がいまの大阪とか関西に一つの街や通りに一つだけの大きな属性を持たせるということが市場規模的に難しいような気がします。大きなメッカを一つ作るよりも、中百舌鳥の「わんだーらんど」ぐらいの規模の専門書店が関西各地に点在するようになるぐらいのほうが、身の丈にあって多くの人が幸せになれるような気がしますが、それも実はここ数年あちこちで潰れてるんだよなあ。
(一汁一菜絵日記帳)