山本正司−松永幹夫の師弟ラインが最後の最後で華を開いた記念すべき日

今日は枠順をあまり把握せずに観戦していたのですが、道中「1番がなんか良い感じだなあ」と思っていたのですが、馬柱を確認してヘヴンリーロマンスだったので、「流石にないわ(笑)」とか思っていたらズバリで、自分はレース途中で決めれても無理なんだということが分かったレースでした(笑)。いやでもスタートから向こう正面までヘヴンリーロマンスは完璧だったよ、馬も良かったし当然の勝利だったと思います。この馬券は配当が高額とか関係なく取りたかった。

【天皇賞・秋】〜アラカルトラジオNIKKEI

山本正司調教師はNARのGIはレギュラーメンバーカネツフルーヴで愛弟子の松永幹夫の騎乗によってGI制覇を成し遂げていますが、JRA・GIは1984年のハッピープログレス以来のGI制覇で、愛弟子のデビュー後、初のJRA・GIです。あと2年で定年を迎える師が、切望していた愛弟子を乗せてのGI制覇を成し遂げたことは心の底から感動しました。しかし大坪さんのコメントは見事だったけど、だからこそ大坪センセ本人か、他のMC陣の誰かがレギュラーメンバーカネツフルーヴでNARのGIは制していることはフォローして欲しかったです。

牝馬での勝利ではありましたが、ご本人も言ってた様に初の牡牝混合JRA・GI制覇です。つーか今まで勝ってなかったのかという感もありますが、いやもうとにかくめでたい、めでた過ぎです。松永幹夫天皇賞勝ったって、ここ何年かで一番涙腺を刺激する競馬ニュースです。そのぐらい嬉しい、感激、もうたまらないです。

まさか優勝できるとは・山本正司調教師サラブnet

「年齢的にラストチャンス」というのは、馬のことなのか、ご自身の定年のことなのか分かりませんが、念願の愛弟子との勝利、本当に心の底からおめでとうございます。エリ女ではなく、天皇賞を選んだ判断、本当にお見事でした。この勝利は馬主から騎手、全てに至るまでチーム・山本正司によるものでした。

すわ村: ぐち。はてなブックマーク

マイシンザン、ゼネラリスト、メガスターダムにこの勝利を捧げたいです。ヘヴンリーロマンスアメリカで繁殖入りするらしいですが、メガスターダムと種付けしてから渡米しませんか?

「天皇に敬礼したとき思ったけど,「妥当で無難な騎手」が勝ったな….」はてな出張版すいか日記)

あー自分はあの瞬間、「やっぱりこういう時は画になる男前がきちんと勝つんだなあ」と、何か物凄く素直に感動してました(笑)。というか改めて松永幹夫の爽やかな男前っぷりに改めて魅了されまくってました(笑)。さすが写真週刊誌がヌード写真を掲載しようとしただけの漢です。

天皇賞(ノリ2ゲット!…だけではなく)(fs Log)

まあでもある意味、幹夫の勝利に一番適した露払いの人が1番人気の馬に乗って、きちんと2着に入ってくれたんだとも言えるわけで、近年なかなか同期のドラマは語られないですが、やはり最高のライバルなんだなと思いました。

哲三の無策と、幹夫の無欲と。(殿下執務室)

まあ正直、このエントリー書いてる間に三回ぐらい涙腺に来た人間が言うのもなんですが、レース自体は勝ち馬以外の騎手全員がヘタレ、競輪にならって敢闘精神欠如で勝ち馬の騎手以外全員騎乗停止でも仕方ないぐらいの凡レースだったというのは、否定できないと思います。
だからこそしっかり物語のある人が勝って良かったと思ったし、タップダンスシチーは着差を考えると悔やまれる騎乗だったと思います。しかし今日は山本調教師と松永騎手、そしてマイシンザン、ゼネラリスト、メガスターダム、レギュラーメンバーカネツフルーヴに乾杯したいです。そしてありがとう、ヘヴンリーロマンス。正直、自分は先週起こったことの何万倍も今日のレースには感動させられました。

おまけ:古都S組:2005年10月30日付(I Love SoccerBoy! 競馬日記)

確かに尋常じゃないほど、レベル高すぎ。

おまけ:天皇陛下の観戦、関連リンク集(ウダウダDiary ”こんなオレでも!?”)

とりあえず馬券を買われなかったというのは残念過ぎ、某殿下のように競輪観戦の際に車券指南の中野浩一の予想の外れっぷりにキレるみたいな面を見せて欲しかったです。*1
マジで予想や反省会に参加する陛下見たいなあ(笑)、馬好きは有名ですし、イギリスのエリザベス女王ではないですが、天皇陛下の勝負服というのは競馬の成り立ちを考えると自然なことですから、見たいなと正直思います。

*1:そういう前例があるから回避されたんでしょうか?