グリーンチャンネルが「知りたいKEIBA情報局」「全国競馬便り」「うまくら!」を年内打ち切りする方針

まあ正直、各所で言われている『お話にならない』というのに尽きるとは思うのですが、理由が“経費削減”というのはまず論外で、元々グリーンチャンネルスカパー!の中では毎月の視聴料がかなり高く、また一日の半分はアグリネットという農林水産関係の番組をノンスクランブル放送していて農水省の公報チャンネル的なこともやっているわけで、それを“経費削減”という名目で「知りたいKEIBA情報局」みたいな、いかにもお金がかかっていない番組をカットするのは、正直不可解としか思えないです。正直他のスカパー!のチャンネルの人が聞いたらどう思うかですよ。
もう一方の地方競馬の番組をJRAが運営しているスカパー!でやるのは「民営化に向けて利他的行為は行わない」というのは論外に近く、これが本当ならというか、出所が山野浩一ということを考えると本当のことでしょうが、民営化とか民営的な経営より先に、中央と地方の統合という問題を片付けないと大変なことになりかねないという危機感だけが募ります。
いま日本の競馬界にはJRA地方競馬の為のことをやっても利他的行為にならないようにすることが最重要課題ではなかったのでしょうか? このまま地方競馬も生産者も切り捨てていく方向でJRAは民営化していくんでしょうか?
JRAが直営しているグリーンチャンネル地方競馬や海外競馬を扱うことが利他的行為になるというのなら、グリーンチャンネルをまず独立した法人として民営化すればいい、その方がグリーンチャンネルも良い番組作りという編成を考えるきっかけになるでしょう。
また本当に“経費削減”をしなければいけない状態にあるというならば、例えば海外競馬の生中継のときは、スカパー!の388chではなくパーフェクトチョイスの枠を借りて、グリーンチャンネルpresentsと銘打ってPPV(ペイ・パー・ビュー)にするとか、いくらでも方法はあるはずです。もっとも僕は月1260円も取って週末の開催日以外は半日しか実質放送していない状態なんだから、日本馬の海外遠征中継ぐらいは放送して当然だし、主要な海外GIは日本馬が出てなくても放送するべきと思いますが。
とにかく民営化より先に中央・地方の統合問題と真の意味での国際化という問題を片付けないと大変なことになるのではないかという危機感を持ちました。そして民営化については、まずグリーンチャンネルを民営化して独立させ、総合競馬チャンネル化する方向で考えてほしいです。
MilkyHorse.comの馬法学研究会)