松永幹夫騎手の調教師試験受験報道を受けて

山本正司調教師が2007年に定年ということもあり*1、目ざとい競馬ファンからはミッキーの引退時期として目されていたし、厩舎関係者から伝え聞く噂でも松永騎手が山本厩舎を引き継ぐために調教師試験を受ける用意をしているというのは、結構伝え聞かれていたのですが、それでも改めてこういう報道が出ると寂しさが募ります。
正直、松永幹夫JRAだけでカウントしていますが、GI・5勝というのは、相当に少ない印象を受けますし、若手だった頃に武豊とともに一時代を築くと思われていた騎手が、ほとんど引退してしまった中で、松永幹夫すら引退してしまうというのは、正直いって悲しすぎます、だから何とか山本厩舎が解散してしまうことの危機感は分かりますが、もう少し騎手を続けてほしいです。
しかしこのニュース元となった記事が、昼になって削除されているので、もしかしたら誤報だったの? という希望を少し、ほんの少しだけですが抱いております。
多くの名騎手がGI勝ち星を積み重ねたのは、40代になってからです。南井騎手がタマモクロスに出会ったのは35歳ナリタブライアンは41歳です。的場均騎手がグラスワンダーエルコンドルパサーの選択に迫られたのも41歳のことでした。38歳までの的場騎手のGI勝ち数は松永騎手の現在と同じ5勝、しかし40代になってからの的場騎手のGI勝ちは8勝です。ミッキーはまだ38歳、やっぱりまだ早いよ……。*2

*1:それはそれで若々しい印象があった先生だけにビックリではあるのですが。

*2:でももう38歳ということにも驚きはあるんですけどね……。