今週のM-1大阪予選1回戦の総括・PART1

とりあえず二日分まとめていきます。

  • 10月4日Aグループ

まずは合格したコンビから。

レイザーラモン

出番順が最初は8組目の予定だったのに、HGの仕事の都合で出番順が一番になってしまった為に見れませんでしたが、「水の都ベニス」が「ペ○ス」になるとか、いつもの下ネタ祭りだったようです。スポーツ新聞などではウケが悪かったなど書かれているようですが、朝一で下ネタやられてもというのもありますし、それがデフォルトの雰囲気です。レイザーラモンに限ったことではありません。この空気を打破したのは、ここまで十組もいなかったのですから、レイザーラモンは悪くない。
色々と記事になったので言及されていますが、受けないのは今年の1回戦の雰囲気では普通のことなので気にしないでください。

「でもね、漫才の内容より、相方と3週間ぶりに仕事できたことの方がうれしいです」
いずどん……(T^T) とりあえず去年の3回戦まではいけると思うので、頑張ってください。住谷さんのスケジュールの都合だけで3回戦ぐらいは東京とかになりそうな気もしますが(笑)。

伊森

マンハッタン

タツジン

自分としてはあまり印象に残っていなかったんですが、合格したアマチュア及び現役NSC生。最初の伊森は芸人さんや見る目がある人の目に止まっていたようなので、次は注目してみたいですが、今回は僕は残念ながらよく覚えていません。

ヘッドライト

十八番の割り台詞を持ってきましたが、さすがに1回戦は流し気味にも見える力の抜けた感じでしたが、ヘッドライトはこのぐらいの力の入れ方で1回戦突破してくれないと困りますね、そもそも今年ここに出ていることがおかしいんですから、ただこの割り台詞のネタ以上のものを用意できないと、今年も3回戦の壁が立ちふさがりそうな気がするので、何かとっておきのネタを持ってきてくれることを期待したいです。町田さんはビーサン突破時の縁起の良いスーツ姿で登場でした。

CUB&MUSI

「かぶとむし」と読むそうです。所属も「DREAM FACTORY」とよく分からなかったので、どこのインディー団体かミュージシャンとかが挑戦したのかと思っていたのですが、
いまネットで検索したらなんと高知のインディー団体で活動している人たちだったのでした。
いやあ日本は広いというか、奥深いというか、岡山や広島吉本の劇場に出ている芸人さんの評判とか、M-1仙台予選に出ている人たちの2回戦での惨敗っぷりとかを見る限り、地方でのお笑いの灯というのは、なかなか難しいと思っていたのですが、この日の彼らは間違いなく何組かのビーニ芸人より確実に受けていましたし、さすが高知で200人入る劇場で1日2回公演とかやって前売でSOLD OUTになっているのも頷けます。今回はスケッチブック芸でしたが、他のネタも見てみたいです。

プラスマイナス

10カラット」メンバーの登場、岩橋さんが座り込んで泣き叫ぶネタではなく、かなり正統派の漫才で登場、最近のバトルではない方のビーコードではやっていましたが、M-1でこっちを持ってくるのは驚きでした。ちょっとbaseのお客さんが敵に回りかけているプラマイですが、ここでは確実に笑いを取っていて力を示しました。

つばさ・きよし

今日一番受けていたのはここだったと思います。正直見直したけど、ここは比較的、CUB&MUSIやプラスマイナスがつくった良い空気にも救われたか、じっくり見てみるとつばささんと比べて、きよしさんのツッコミのレベルが若干低いのが気になりましたが、ツッコミは修練で向上するジャンルですから、大阪に戻ってうめだ花月NGKでどう揉まれていくかですが、うめだ花月の客層だと難しい気もするので、NGKや地方の出張イベント中心に舞台を与えてあげてほしいです。あまり先入観がない客前の方がここは良さそうです。

落ちたけど面白かった人たち

無茶苦茶面白かったというわけではないですが、カミカゼ、浜の宮、タツジンに若干好印象持ちました。

  • 10月4日Bグループ

以下、合格コンビ及び印象に残ったコンビのみ。

ハッピージャック

顔見知りだったのと、知り合いが懇意にしている人たちだったので応援していたし、このネタも見たことがあって期待もしていたのですが、これだけ大きな舞台になると舞台経験の無さが如実に出た感じで、声量の無さとかマイクをうまく使えていないといった素人臭い欠点がかなり目立っていました。ネタの発想は悪くないし、キャラクターもあるので、来年まで頑張って上積みして欲しいです。結果は不合格。

覆面マスク

賞レースとか勝負所でよくやっている『「となりのトトロ」のカンタのばあちゃん』のネタでした。このネタは結構勝負ネタと認識している人が多いんですが、本人たちにしてみたらプロデューサーとかの評価が良いぐらいのもんみたいで、自分たちのやりたいネタをやった方が良かったという話を、ネタが終わったからこの日出演の先輩芸人さんのネタを見るために、僕の真横に内藤さんが座って、僕が持っていた出番表見せてくださいとかいう会話があったからです(笑)。
結果は残念ながら不合格でしたが、僕は物凄く面白かったですし、内藤さんが良い人だったので、「昨日の風はどんなのだっけ?」の管理人は覆面マスクを応援します。

ブロンクス

先月のビーニで4位になった「俳優になりたい」というネタを持ってきて、ここも必勝態勢でした。ただこの前のヘッドライトやこの後のベリー・ベリーでも思ったのですが、baseよしもとでは絶対に場内大爆笑の部分で受けない。この辺がbaseの特殊性なんだなと改めて思いました。当然、合格。今年は準決勝まで勝ち上がって欲しいトリオですし、2回戦以降に期待したいです。

ユキコミキ

合格したコンビですが、コナンやルパンをネタにしていたとしか覚えていません。ただ「最初はグーは万能じゃない」というフレーズは強く印象に残っています。

人助

不合格でしたが、ビーサン経験者として及第点以上ではありました、残念です。

ミサイルマン

岩部さんが「女に生まれたかった」というネタ、最後は母娘のセーターを作る話になるネタで、最近のビーニ生き残りのための勝負ネタになっていますが、普段のビーニと変わらない受け方で、意外とアウェーの強さを見せた感じでした、合格。

ダ・ヴィンチ

最近baseで評価を上げているスケッチブックネタではなく、スケッチブックをやる前の勝負ネタである「架空の三人目を交えての漫才」でしたが、この設定だとカリカの方が遙かに上のネタをやっているし、僕としてはただただスケッチブックをやってくれなかったことが残念でした。あのスケッチブックネタがあれば確実に準決勝まで上がれると思っているので、2回戦以降期待しています。

つるせんねん

残念ながら不合格だったんですが、正直松竹のコンビで合格したところでそこを合格させるなら、こっちを上げてあげた方がと思いました。
つづく