「笑いのシンポジウム VOl.1」

大脇里村ゼミナール主催の「笑いのシンポジウム」に行ってきました。NSC25期を中心に素晴らしく面白いライブでした。全体的にもったいないなあというか、何か一つだけが足りなくて惜しいという人が凄く多かったです。この辺の足りない部分をきちんと補えるようになれば、というかなった人から順番に上がってこれるんでしょうね、面白かったところや気になったところだけ。

ごっさんやまさん

ビーサンバトルM-1の1回戦でも思ったのですが、漫才の途中でいきなりショートコントに入って、また漫才に戻るというのは、いま大阪のインディー芸人界隈では流行っているんでしょうか?

てっぺん

面白かったんですが、こういうネタ、こういうキャラ設定だと、ハリセンボンと被りすぎているし、ハリセンボンのほうがキャラの多様性があるから、こういう設定ではない漫才の方が良いなと思いました。

Dr.ハインリッヒ

ナイスマンというネタでしたが、やっぱりDr.ハインリッヒは現在だとこれが一番面白いかな? ただやっぱりこの不安定な感じは舞台が大きくなると即弱点になるから、やっぱりM-1はまだ3回戦が限界でしょうね。

後藤征平

狐のお面をかぶって踊りながら登場、「面白ければ、笑えばいいよ」という掴みで始まる、その後はビジュアル系腹話術師というネタでしたが、これはもう説明出来ないし、したところで絶対に面白くないし、というよりこれは他の人がこの台本を忠実に演じても絶対に面白くないんじゃないかなという話を一緒に見ていたのですが、後藤征平の天才性を見せつけられる結果になりました。
相方が帰ってきたらはだか電球復活もあるという話は知っていたけど、直接聞いて一安心したとともに、他にもここに書けない良い人エピソードもあって、ますます応援したくなりました。『お笑い解体新書 Vol.1』を読んでいたのはビックリしましたが。

モニカ

ベネズエラから来たモニカですが、このモニカのお友達(笑)のツジカオルコさんがこのイベント終わりでロビーで次のビーサンバトルのチケットを売っていたので買ったんですが、無茶苦茶良い感じの人だったんではあったんですが、細かい所作とかがネタのまんまの人で凄く楽しかったです。これまでそんなにこの方ははまらなかったんですが、今日みたいなネタは好きなのでビーサン楽しみです。

ぽちょぽちょ

出囃子がポンキッキ『おふろのかぞえうた』(リンク先音が出ます)だったので、どんな奴らが出てくるんだろうと構えていたら、はだか電球の後藤くんと藤原F鬼夫とメキシコの風の三人コンビという想像以上のものが出てきました(笑)。
もうネタはこれも説明不可能というか、説明するだけ無駄みたいなネタなのですが、藤原F鬼夫やメキシコの風のキャラクターも完全に活かしている凄いネタでした。誰がネタ書いたのか知らないけど、これは普通にM-1準決勝も夢じゃないですよ、凄かった。後藤征平は演技力ありすぎる。

大脇里村ゼミナール

噂の無人島にオタクと一緒に流されるネタでしたが、まず出囃子が『巫女みこナース』という所で、もう完全にお客さんにこういう世界観ですよということが完全に説明されていて、遠くの船を水樹奈々のうちわを振って呼ぶというシーンで最高点に達しました(笑)。
結論:大脇里村ゼミナールの今後が楽しみ、あと後藤征平は天才だし良い人。いや良い人なのは大脇里村もそうでしたが、しかしここに出ていた面白い人はみんないまのbase向きではないなと思える人が多かったのも事実、何とかしてほしいというか、大阪吉本の順番待ちの列に並ぶぐらいなら、やっぱり東京行ったほうが早いんじゃないかと思ってしまいました。
触れていないところでは、街の帽子屋さん、ジャングルパンダ、ペットボトル、おてもとが面白かったです。