「ゲンセキ」

昨日の放送、関西では一週遅れで、6月の出演者スペシャルでした。上位三組だけが放送ということで、三位がマチコ、けもの道で同数だったので、四組が放送されました。

マチコ

面白いけど、何本も見たらキツイというか、このいままで披露してきた三つのネタの裏打ちがどれだけあるかがこのコンビの今後を決めそうですね、テレビではショートコントしかしていないパペットマペットが自身のライヴでは長いネタもやっているように、彼らが例えば自身の単独ライヴとかで、10分のネタを3本とか4本みたいなことが出来るような裏打ちがきちんとされているのなら強いけど、そこまでのポテンシャルは特に今回の放送分を見る限り感じなかったなあ。

けもの道

まあ正直、この6月の弱い面子を考えると、ビーニに踏ん張っている彼らなら残れて当たり前か。

バッドボーイズ

今回のネタは僕がこれまで見たバッドボーイズの中では一番面白かったかな? でも相手関係考えると、もっと飛び抜けたものを見せてほしいとは、キャリアやネームバリューを考えると思う。

オジンオズボーン

1位でしたが、はっきりいってオジオズは2位になったら大敗といって良い相手関係でしたからね、ネタは別にどってことないいつものオジオズでしたけど、木梨さんが篠宮のことを『カワイイね コイツね カワイイね』と“カワイイ”という評を繰り返していましたが、コアなお笑いファンがそれをどう思うかは別にして、これがオジオズの魅力なのは確かなわけで、そういう意味で外していないし、ネタの笑える度もオジオズのかわいらしさも、今回のネタはよく出ていると思いました。「あんよは上手」のネタはその辺あざと過ぎるところがあったし、「HIPHOPで告白」はまあ漫才の題材に今更HIPHOPを取り入れるということもダメなんですが、笑いが少なかったのですが、このネタはオジオズらしいという意味で凄く良いと思いました。
決してM-1でファイナリストになったり、関西の賞レースを勝ち上がるタイプのコンビではないと思うけど、そういう所とは違う魅力があるこんびだなんだなとは改めて思いました。

オリエンタルラジオ

ネット投票歴代1位として登場、ネタはいつもの「武勇伝」ですが、ネットでも精度が落ちてきたという評価が多く見受けられましたし、知り合いの芸人さんも同業者目線から見て、少しズレてきているという話をしていたのですが、少し前の「エンタの神様」で彼らが「武勇伝」をやっていたときに、いつものメガネの藤森君の方が『凄い、あっちゃん格好良い』というスタイルではなく、普通のツッコミ台詞で武勇伝のネタとして語っていることを否定したりバカにしたりするような藤森くんの台詞が続いていて、ちっともあっちゃんが格好良くなくて、こっちに流れたら音が入っているだけの普通のショートコントになってしまうと凄いファンとして危機感を感じていたのですが、その後に今回もあわせて二回「ゲンセキ」でオリエンタルラジオを見たら、いつも通りの『凄い、あっちゃん格好良い』をやっていて、あれはエンタ仕様だったんだと安心すると共に、やっぱりエンタってろくでもない番組だなと思ったりもしていたので、ちょっとぐらい落ちているとかは、全然気にならなかったです、いやエンタでやってるの酷かったですもん、「ゲンセキ」スタッフのリクエストもあると思うんですが、そろそろ地上波でも普段の舞台やファンダンゴでやっている「武勇伝」以外も出してみてほしいなあ、エンタでは出来ないと思うし、多くの人が見ているところでやるのはもったいないので、是非この辺でやってみてほしいです。