「遊休牧場」が発生しても経営の引き取り手がいない日高地区の現状

以下、多分検討違いなことを延々と書くと思いますが、結局日本の場合は牧場を日本国民か定住外国人しか経営出来ない、つまり例えば日本の種牡馬とか市場目当てに、どこぞの王族とか、大手の牧場などが日本に支場などを作れないというのが、実は競走馬生産業界においては保護になっていない時期に来ているんじゃないでしょうか?
実際問題として脱サラして牧場をしたいとかいう人にとって、競走馬生産というのは選択肢としてなかなか結びつきにくい、牛や鶏、羊などのほうが日本人にとっては身近だし、最近は駝鳥などの選択肢も出てきている。その一方で現在の競馬界に詳しいような人は、いま競走馬生産に参入することのリスクは重々承知しているでしょうし、また近年、元々有力馬主だった方が開設した牧場というのも苦戦していたり、本業倒産の煽りを受けているものが多くあります。
そう考えるとディープインパクトの金子オーナーみたいに、馬産地に別荘を持って年間の半分を馬産地巡りして馬を探すみたいなほうがより確実だし、楽しみも多いということになりますよね、牝馬は社台グループに預託に出せば、最高の環境を得られるわけですし。
そう考えたら海外の大手牧場の分場とか、アラブのオーナー所有の牧場が日高に続々と出来る可能性というものを掘り起こしても良いんじゃないでしょうか? 競走馬の生産という業界を守ることももちろんですが、それ以上に静内や浦河といった町の活気がなくなるのはそれ以上に重要な問題です。
空き地となっている土地が有効に活用され、馬産に携わる人の雇用も確保されるということを考えると、決して日本の馬産が海外の食い物にされるというレベルでは、現状なくなっているのではないでしょうか?
実際いま景気の悪い大阪の夜の街などでは、1階スペースが空き家になっていて、仕方なく風俗の無料案内所で埋めていて、二軒とか三軒起きに無料案内所があるなんていう通りもあるぐらいです。こういう明らかに死んだ町な状態にすることは一番ダメージが大きいと思うので、『競走馬生産専業のみ海外資本による牧場経営を許可する、但し全従業員の○%以上の日本人を雇用しなくてはいけない』みたいな特区でも申請してみてはどうかなと思います。
以上、実情を理解していない者のいいかげんな思いつきでした。(MilkyHorse.com の 馬法学研究会

ぶっちゃげサンデー存命中なら、こういう話を聞くと上の与太話も可能性高かったんじゃないかと思うんですけどね、シーザリオ効果でアメリカにスペシャルウィークバブルでも起きねえかなあ。