当該の女性タレントについてはどうでも良い

まずこれはこの番組に限らず、いま流行の「女性タレントが露悪的に自分の性癖や過去を暴露する番組」の増加を見ていると、いつか起きることだったでしょう。こういう番組を制御する能力が一番無い日本テレビの番組で起こったこともまた必然でしょう。
この番組は僕もリアルタイムで見ていたけど、これは放送そのものがアウトという感じで見ていたら、やっぱり騒ぎになりましたという感じです。僕はこの当該タレントさんはこの番組で見たのが二回目とかなので、正直どうでも良いのですが、所属事務所の問題は大きいというより根深いなと思いました。
公式サイトのタレント一覧のトップに出てくる女性タレント一覧を見ても、正直いって近年の女性タレントの売り出しについて痛いことになっているのが一目ですし、深田恭子や優香は売れているけど、当初のホリプロの思惑とは大いにずれた形で売れていると思うのです。事務所が努力した方向とは違う形でいま成功している感じで、深田恭子はデビュー前の宣伝でワイドショーで『山口百恵の再来』とかCDが発売されたら三分も懸からずにばれる嘘で売り出そうとしていましたし、しかしリストを見てここまで痛い女キャラのタレントが固まっているという事実には衝撃でした。
しかし素行不良というか、ニャンニャン写真の類とかはおいといても、公然と喫煙しているという噂以上の話が出ていたりというのは、明らかに事務所の管理能力が問われるべき話で、特に10代の子供を扱う以上、そういうことは大人の義務なんじゃないでしょうか? 逆に言えばそういう根本的なことが出来ていないから、現代のお客さんが要望するようなタレントを世に送り出すことが難しくなっている現状もあるんじゃないでしょうか、サンミュージックのようにいま売れているタレントのトップ3は全員子会社所属のお笑いタレントという事務所になる日もこのままだとそう遠くないでしょう。
芸能人や芸能プロダクションなんていうものは、世間の常識からずれていて当然というのは、もう現代では通用しないし、それを「古き良き昔」と考えるような人たちも、もう完全に少数派になっていることを、もっと芸能界の中の人たちは自覚するべきだと思います。
しかしこういった露悪的な番組のことをやしきたかじんは「肛門番組」といってケツの穴まで見せていて引くと評していたのは久しぶりにヒットだったと思うけど、でもその先鞭を付けたのは、あなたの「たかじんのばぁ〜」じゃなかったかい?(笑) (★てれびまにあ。