サバンナの関西でのアイドル人気はいまだに物凄い

昨日のうめだプレミアソロライブ「サバンナのノースシャワー」に行った方の感想を読んでいたのですが、やっぱり客層が圧倒的に若いみたいですね。
これはなかなか最近のサバンナしか知らない関西以外の人は分かんないかもしれないけど、サバンナはねえ、関西ではどっちかというとアイドル芸人っぽい人気なんですよねえ、実際「よしもとサンサンTV」なんか観ていても、ジャニーズのファンの子が持ってるような内輪に写真とか名前とか貼ってあるの持って黄色い歓声送りまくりですし、東京で言うところのロバートやスピードワゴンみたいな客層なんですよね、サバンナって。
サバンナの凄いところは同期で似たように若い女の子のファン中心、舞台に上がれば笑いよりも黄色い歓声系の芸人さんって、十年選手になったらだいぶファンが入れ替わったり高齢化したりして、そういうのが目に見えて減っていくんですけどサバンナの場合減ってないのが不思議。
まあただサバンナは僕も今でこそ大ファンですが、昔は2丁目末期の若い女の子ファンにキャアキャア言われてるだけ芸人の代名詞みたいに言ってバカにしていた時期もあったし、実際問題としてサバンナのネタってここ二、三年で革命的に面白くなったと思っていて、本人達が気付いたのか、元々の素質が開花する環境を得たのかはちょっと分かんないんですが、ただやっぱり現状のサバンナの未だ衰えないアイドル人気というのが、サバンナのタレントとしてのバリューを関西に収まってしまっているし、漫才・コント師としての素晴らしい素質の足を引っ張ってるような気がするので、雨上がり決死隊2丁拳銃次長課長に続いてほしいという希望はファンして思うところです。
ちょっと関西にいること自体がぬるま湯とまでは言わないけど、成長というか殻を破るのを妨げているような気がしてならないです。なんかいま凄く良い感じで殻を破りかけている気がするので、このままだと凄くもったいないように思います。

ジャズる心さんの『小手先でやられているように感じてしまったのかもしれない』という感想はサバンナに限らず、経験もあるし腕もあるから小手先でやってしまうという所が現在のうめだ芸人に共通する弱点だと思います。アメザリも含めてこれがM-1審査員にも嫌われたところかなと思っています。
吉本の若手芸人さんってホームだと気を抜いても勝ててしまうところがあるので、経験を積めば積むほど大舞台に弱くなる傾向があるし、良い感じに肩の力が抜けているというよりは、力を抜いてもごまかせる能力が付いてしまう所はあるような気がします。
やっぱりある程度壁にぶつかったり、殻を破ろうとするには、ホームグラウンドに安穏としていてはいけないんだろうなと思いました。別にそれはベテランになってからも出来るわけで、逆にベテラン芸人になったときにホームで肩の力を抜いた芸をするためには、若い内は勝負かけておくべきなのかなあと思いました。後半はサバンナの話というより、吉本の10年目前後芸人の話になりましたね、でもこの時期って芸人さん壁にぶつかる時期ですよねえ、年齢的にもそういう時期なんだろうなあ。