笑い飯はシュールになっているのか?

もろ藤さんが2月4日の日記で、笑い飯『上手くて、シュールで、綺麗な漫才』になってるという話、確かにベタにベタ重ねまくって笑い飯の世界という感じではなくなってますよね、なんか大阪で頭打ちになってた頃の雨上がり決死隊と状況が似ている感じがします。
雨上がりも頭打ちになっていた頃に、シュールな方に行きかけてエライことになっていた印象あるけど、ちょっと笑い飯もその方向に行きかけている気がしますが、そっちは一度はまったら引き返せない道だし、深入りする前に気付いて欲しいんですが、意外と笑い飯NGKとかでオッチャンオバチャンの前でネタする機会増やした方が良いのかもしれない。もしくはさっさと東京に移籍するか、このままだと雨さんやナイナイみたいに『もうネタはやらない』という方向に何年かしたら行きそうでちょっと怖いです。
あと知的でシュールな方向にいきかけている理由として『クイックジャパン』なんかに変な持ち上げられ方したというのもあるかもしれない。あれは僕は最初見つけたときに瞬間的にヤバイなあ、勘違いしないと良いなあと思ったんですが、ああいうサブカル系の雑誌に大衆芸能が持ち上げられるとロクなことにならないので、とりあえずクイックジャパンで連載始めるなんてことは本当に止めてほしい。あんなサブカル雑誌に関わるのは芸人として百害あって一利無しですよ。だいたいああいう感性はもう一世代前なわけで、確実に次の時代を何歩も先に行ってた笑い飯が関わるべきじゃない。このまま自分のことを賢いと勘違いしている人たちにだけ支持される芸人にはなって欲しくないです。
あともう一つ思うのは、ABCや上方漫才大賞を連続してチョップリンに負ける形で最優秀新人賞を逃したというのも、知的シュールに行きかけている理由かもとかも少しだけ思った(笑)。